彦根市教育委員会様
旧パソコン教室の有効活用の検討と市内各校のICT・印刷環境を一斉に再構築
導入プラン:
エプソンのスマートチャージ
「アカデミックプラン」
導入事例を動画でご紹介
第8回関西教育ICT展においてご登壇いただいた彦根市教育委員会様のセミナーを動画でご紹介します。
■セミナーテーマ
彦根市は「教育の質の向上」と「教職員の働き方改革」をICTから実現する
~教育大綱実現の近道は「印刷環境の改善」から~
■動画内容のご紹介
・彦根市のご紹介
・なぜエプソンを導入したか
・導入にあたって教育委員会が大切にしたこと
・予算確保について
・導入の効果、GIGAスクール構想の総合的活用方法
(注)詳しくはyoutube画面で動画を再生し説明文内のチャプターをご確認ください。
■登壇者のご紹介
彦根市教育委員会事務局 学校ICT推進課
主査 島野 友宏 様
彦根市ホームページhttps://www.city.hikone.lg.jp/
導入機種 導入プラン ソリューション
授業教材、ワークシート、学校だより・食育だより、配膳表、校内掲示物、行事のしおり、会議・研修資料、封筒の印刷、教材・レポート・作品のスキャン・PDF化、FAXなどの用途に
■導入機種:LX-10050MF×30台、PX-S7090X×48台、PX-M7090FX×31台
■設置場所:各校規模に合わせ機種を選択して4~5台ずつ設置
■導入プラン:エプソンのスマートチャージ「アカデミックプラン」
■アカデミックプランと一緒に導入したことで働き方改革につながったソリューション
Classi株式会社:学校と保護者をつなぐコミュニケーションツール『tetoru』
tetoruは「学校からの連絡配信機能」「保護者からの欠席連絡機能」を基本機能として搭載した小中学校向け保護者連絡サービスです。
教育委員会に聞きました
旧パソコン教室の有効活用の検討と市内各校のICT・印刷環境を一斉に再構築
ICT環境整備のための専任部署となる学校ICT推進課がアクティブラーニング教室と全校の印刷環境を再構築
彦根市教育委員会
教育長
西嶋 良年 様
(注)記載の各所属・役職は、取材のあった2023年6月時点のものです。(以下同)
学校ICT推進課
課長
北川 尚樹 様
学校ICT推進課
主査
島野 友宏 様
彦根市では、GIGAスクール構想に伴うWi-Fi®環境の整備や1人1台端末導入と同時に、2021年4月にICT環境整備のための専任部署となる学校ICT推進課を立ち上げました。タブレット配備完了後の次の課題は、市内4小学校と全7中学校のパソコン教室や普通教室PCのリース切れに伴う更新と旧パソコン教室の有効活用でした。また、教育総務課からは、老朽化して故障の多い各校の孔版印刷機やコピー機を併せて更新できないかという打診も受けており、機器の効率的な配置と市内で一括して一元管理できる方法を模索していました。ちょうど同じ時期にエプソンからアカデミックプランの提案があり、印刷物のカラー化、機器の統合と一元化、運用管理の負担軽減、消費電力の低減などの面で、印刷機器更新にはとてもメリットの大きい提案だと感じました。
しかし財政状況が厳しいことから既存予算内での更新が不可欠となるため、学校ICT推進課では、まず市内全校に導入されている印刷機器の種類や台数、印刷枚数等を調査した結果、アカデミックプランでは、購入費やリース費、消耗品費や修繕費などの5年間の総額とほぼ同じ金額で賄えることを確認しました。また、更新予定だったパソコン教室や普通教室PCについては、プログラミング教育を行うための高性能PCの設置や子どもたちの協働的な学びの場の創出を目的にアクティブラーニング教室として整備することにしました。改装・整備費用については、以前のパソコン教室の端末台数の削減や、校長室・事務用プリンターも含めたアカデミックプラン導入による印刷機器統合での全体予算調整で捻出することで、学校ICT推進課の既存予算内で、全てを賄うカタチで予算が承認されました。また、アカデミックプランを導入したことにより、教育総務課が所管していた孔版印刷機以外の印刷機器関連の予算を全て削減することができました。こうした取組みの結果、2023年2月から両方の稼働を開始することができました。さまざまな機器の契約期限が異なっていて調整には苦労しましたが、タイミングを合わせ、綿密な全体調整を行ったことで、かつてないより良い印刷環境が実現できたと思います。
アカデミックプラン導入とアクティブラーニング教室の整備費用は、端末台数削減や印刷機器統合による全体予算調整で捻出
- PC端末台数削減によりアクティブラーニング教室の備品・什器類や改装費を捻出
- プラン導入で定額制で変動しない予算を確保(契約料は以前の購入費やリース費、消耗品費や修理費の総額と同程度)
他のソリューションと相互連携して、最大限の導入効果が出るように機器やソフトを配備
1校あたりの全教職員の業務時間が1ヶ月平均で約15時間削減
アカデミックプランは、規定印刷枚数まではモノクロ・カラーどちらでも金額が変わらず、消耗品・保守も含まれていて毎月定額なのがとても魅力です。エプソンのインクジェットカラー複合機は、スピードも以前の機器の約3倍の速さで画質も綺麗、カラー印刷が気兼ねなくできるようになって、カラー比率も約5%から51%まで向上しました。
また、保護者連絡ツールのtetoru(テトル)は、「保護者への連絡+欠席連絡+ファイル添付(プリント配布)」が1つのシステムで可能であり、十分な機能を備えながら無料で導入できます。
従来の配布物(プリント)をデジタルに置き換えることで、印刷や配布にかかっていた時間、金銭的コストを削減でき、ペーパーレス化や働き方改革にも寄与します。すでに利用を開始している学校からは、連絡配信がクラスごとや学年ごと部活ごとに配信できる点が好評です。中学校の部活動では、休日の欠席連絡についてtetoruを用いることで、顧問が生徒の出欠状況を簡単に管理することができるようになったという声もあがっています。その他、行事のお知らせや休校・災害時の緊急連絡まで幅広い場面で活用できます。さらに、ICTが苦手な先生でも簡単に操作できます。
また、エプソンのインクジェットカラー複合機で、両面印刷やブックレット印刷、孔版印刷機でのマスター制作や紙詰まり対応の減少などで、印刷時の手間も減り、ある学校での小学校全教職員の業務時間の比較調査では、導入により1か月に約15時間削減された結果となり、働き方改革にも大きく貢献してくれています。
このように、保護者連絡等でデジタル化を推進し、印刷枚数を減らし、業務の効率化を図りつつ、エプソンのインクジェットカラー複合機(アカデミックプラン)で必要な印刷物をカラーで印刷することができるため、質の高めデジタルと紙の両輪で導入の効果を最大化することができました。
導入校に伺いました
高速インクジェットカラー複合機は、印刷・コピー・スキャンとさまざまな用途で活用できる
モノクロ印刷とカラー印刷が同額なのは本当にありがたい
校長室用プリンターが設置されて重要文書の印刷も安心
彦根市立金城小学校
校長
大西 康夫 様
エプソンのインクジェットカラー複合機は、印刷スピードが速く、画質もとても綺麗で、特にモノクロ印刷とカラー印刷が同額なのは本当にありがたいです。市内では業務全般においてペーパーレス化を目指しており、職員会議などでは画面共有主体で印刷物は配布しないのが基本ですが、手に取って欲しい書類や、重要で残したい書類などはカラーで出力するようになりました。各校4~5台と台数を多く設置できたので、全体として順番待ちなどの混雑もなく、校長室用では人事・服務文書などの重要文書や、事務用では勤務・給与や就学援助関係の書類や封筒などの印刷も安心して行えます。
校外学習のしおり、食育だよりや栄養指導教材、配膳表などのカラー化で子どもたちの興味・関心も高められる
教諭(4年3組担任)
星野 亜友美 様
栄養教諭
山内 瑠美子 様
主に授業教材や算数の図形のテストなどにカラー印刷を利用しています。授業以外でも、校外学習のしおりや、食育だよりや栄養素の指導教材、給食の配膳表の印刷などにも活用しています。イラストがカラーになり、写真も掲載できるので見易く分かり易くなり、子どもたちが興味・関心を持ち、楽しみにするようになりました。しおりの重要ポイントをカラーで表記できるので危険箇所の注意喚起なども簡単にでき、色を塗らずに済むので制作の手間も少なく、掲示物やラミネートして教材カードなどにも利用し易いです。また、スキャナーは子どもたちの作品のPDF保存などに活用しています。
消耗品管理や故障時の対応、カラー使用の制限などがなくなり、印刷管理業務での精神的ストレスが減った
事務主事
藤川 靖浩 様
今まで孔版印刷機やコピー機、プリンター、FAXなどは学校毎にバラバラに購入・リース契約を行っており、各業者への消耗品や修理の見積もりや発注、請求書などの伝票処理もとても手間でした。機種が古く、故障時に部品調達に時間がかかり長期間使えなくなる事もありました。また備品予算は限られており、その7割近くが印刷関連費用となるため、経費のかかるカラー印刷の使用については、目的や用途、枚数などにかなりの制限をかけていました。
アカデミックプランの導入で、教職員や子どもたちは各自のPCから直接カラー印刷が可能になり、1台でコピー、スキャン・FAXも使えるので、手間や時間の節約にもなっています。また、インクはなくなる前に自動で届くので、頻繁に在庫確認する必要もなくなり、事務職員は何もしなくて済むので精神的ストレスも減りました。
年間基本印刷枚数という概念ができたことに加えて、印刷枚数が毎月報告されてくるので、ペーパーレス化も進め易くなり、今後は必要なものに絞ってさらなるコスト削減を目指していきたいと思います。
職員室の中央にLX-10050MF×2台、PX-S7090X×1台を設置、PCから直接印刷
校長室の机の脇にPX-S7090X×1台を設置、人事・服務文書など重要文書の印刷も安心
カラー写真を多く使った学校だよりは学校周辺や地域の方からも大変好評
食育だよりは、モノクロだったものがカラー化されて、以前より見易く分かり易くなった
食育だよりや、毎月の給食の配膳表はカラー印刷して教室毎に掲示
校外学習のしおりなど、小冊子の制作も全ページをカラー印刷できるようになった
お客様のご紹介
彦根市教育委員会様
所在地 | 滋賀県彦根市元町4-2 |
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規模 | 小学校17校・286学級5,973人、中学校7校・122学級3,061人(2023年5月1日現在、特別支援学級含む) |
教員数 | 小学校496人、中学校243人(2023年度) |
彦根市は滋賀県東部の琵琶湖に面した場所に位置し、人口は111,498人。(令和5年3月31日現在)県内人口第5位の都市で、歴史ある城下町として各種機関が集中し商工業の中心地となっている。教育では「彦根市教育行政方針」を策定、「心を磨き可能性を引き出す彦根教育」を実現するために5つの基本目標を掲げ、学び続けられる人材の育成を目指して「非認知能力」を含めた「生きる力」の総合的な学力の向上のためにさまざまな取組みを行っている。
導入校
市立金城小学校様
児童数 | 27学級602人(2023年5月1日現在、特別支援学級含む) |
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教職員数 | 41人 |
設置場所 | 職員室にLX-10050MF×2台、PX-S7090X×1台、校長室にPX-S7090X×1台、PC教室にPX-M7090FX×1台設置 |
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