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フォトコンテスト
宇宙の旅を見届けて
西村 昌高 / 鹿児島大学
フォトジェニックな写真で、こうした写真を撮りたいと思い入念に計画して狙った作品なのではないかと思います。宇宙に対するイメージが頭の中にしっかりとあって、最適な場所を丹念に探した上で、この場所を見つけ出して撮ったのだろうと推察しますが、これだけのものが撮れるというのは、やはり素晴らしく、思い出に残る名作だと思います。奈良原一高先生が海外でアポロ17号を撮った作品に同様の光跡を写された作品がありましたが、その有名作をも彷彿とさせる、美しい写真に仕上がっています。
こうした写真は、なかなか計算して狙っても思ったような光跡を狙うのは難しいのではないかと思うのですが、光跡が大きく弧を描いていてかたちが良く、美しいと感じます。加えて、背景の開聞岳や水面の映り込み、星の軌跡がフォトジェニックなのも素晴らしく、作品としての完成度を高めています。「宇宙の旅を見届けて」というタイトルも作品にマッチしています。気持ちが宇宙まで繋がっているという意味で、宇宙への夢や憧れといったものが、見る人にもリアルに伝わる作品に仕上がっていると思います。
夜嵐決死隊参上!!
山口県立下松高等学校 美術部写真班
グループ制作ということもあって学生たちが被写体となり、タイトルのようなドラマ性を狙った作品群になっています。また、全体をブルーのトーンで統一しているのも、そのドラマ性を強調するのに一役かっています。タイトル中に「決死隊」とあるのは、被写体となっている皆さんはもちろん、撮影者やプリント作業などを行った人も含めた“勢い”を示しているように感じます。というのは、作品から高校生の若い感性や迫力が感じられ、A3ノビの大きなプリントで仕上げているという点からも、見る人に迫る勢いが感じられる作品になっています。
アニメのようなストーリー性が感じられる世界観を、多人数のグループ作品として上手く作り出しています。作品の構成を考え、材料をそろえ、撮影者や配役を決め、最終的な仕上げ方を決定し、といったような手順で多くの人の手によって作られた作品だと思います。撮る側も撮られる側も、あるいは、そのほかの協力者の人たちも含めて、一体となってイメージした世界観を作り出そうと努力した結果が実を結んでいる点が何より良かったと思います。皆で作品を作り上げようと団結した、若々しさが伝わってくる良い作品です。
視線
下條 良菜 / 北九州市立沼小学校
烏兎怱々
細野 詩依奈 / 愛知県立岡崎西高等学校
トモダチコレクション
増田 広明 / 群馬県立富岡実業高等学校
リュティエの魔法の手
埼玉栄高等学校 写真部
シュッパツ シンコー!
かなたくん
伊藤 瑞代 / 出雲西高等学校
My landscape
〜いつもの日々〜
群馬県立前橋工業高等学校
写真部
幻花火
黒川 希成 / 大東文化大学
学校始まりました!
藤浪 真夕 / 平塚学園高等学校
時時
小林 真彩 / 向上高等学校
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