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 繁盛店のヒントとコラム

メニューに料理写真を載せるだけで売上アップに貢献!
プロ直伝!メニュー写真をおいしそうに撮るコツ

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2020.02.28

写真は何で撮ればいいの?

▽スマートフォンでもきれいに撮ることができる!

 自分でメニューに載せる料理写真を撮ろうとしても、「撮影に使えるカメラなんて持っていない」という方がいるかもしれません。でも、最近はスマートフォンのカメラ機能が非常に進化しているので、本格的なカメラでなくても十分にきれいな写真を撮ることができます。実際、ここまで紹介してきた写真は、すべてスマートフォンで撮影したものです。

 スマートフォンならプリンターに接続しやすく、すぐにプリントできるのもメリットの一つ。誰でも簡単に画像の調整ができる加工アプリが充実しているから、そうしたアプリを活用するのもいいでしょう。ただし、加工は明るさやコントラストなど少しの範囲にとどめ、あまり不自然にならないように注意しましょう。

▽一眼レフカメラやミラーレスでこだわって撮る

 一眼レフカメラやミラーレスカメラのメリットは、レンズを変えられる点。ズームレンズを使えば、望遠側で撮っても画質が粗くならず、背景もきれいにぼかせます。また、三脚を据えて構図などのセッティングをあらかじめ決めてしまえば、料理を入れ替えるだけで同じ雰囲気の写真が撮れるので、写真に統一感のあるメニューを作ることもできます。

メニュー撮影ポイントのおさらい

 今回ご紹介したポイントは以下の通りです。

光の向き……立体的に写る「サイド光」「逆光」や鮮やかな色を出す「順光」などを意識して。影が気になる時はレフ板を活用

光の種類……自然な仕上がりなら「自然光」がベスト。「人工光」なら撮影する場所を選び、ホワイトバランスも調整を

シズル感……光の角度で見えるツヤやテカリが決め手!鮮度にも注意

アングル……上から撮るか、斜めから撮るかを選択

構図……余分なものを排除し、主役にピントを合わせるのがポイント

背景……ごちゃごちゃしないように雑然とした場所は避ける

アレンジ……料理を持ち上げたり、光や小物を使ったり。その場の状況に応じて試そう

撮影したメニューを印刷してお客様にアピールしよう!

メニュー写真

 せっかく心を込めてつくったおすすめ料理でも、写真の撮り方次第で、そのおいしさが伝わらないケースもあります。一生懸命に考えた料理のおいしさを食べたことのない人にも伝える。そのために、メニュー写真にこだわる必要があるのです。しかも、メニューにしっかりと写真を載せておけば、料理のボリューム感も伝わりやすく、実際の料理とのイメージが違うといった不満もきっとなくなるはず。

 メニュー名や値段、写真を入れるだけで写真入りのメニューブックが簡単に作れるフリー素材などもあるので、それらを活用してもよいでしょう。また、おすすめの一品をピックアップして1枚刷りのメニューを作ることで、注文が倍増し、売上アップにつながった事例もあります。

■別刷りメニューで売上アップした事例をご紹介
■別刷りメニューで売上アップした事例をご紹介

ピックアップした一品料理の別刷りアピールで注文倍増につながりました。

おまかせ料理 滴屋 様
業種:飲食
使用製品:A4カラーインクジェット複合機 PX-M780F

 もしパソコンで写真入りメニューブックを作れない場合は、メニュー名や値段などの文字だけのメニュー表を事前に作成後、撮影した写真をスマートフォンからアプリ経由で印刷して貼り付けることで手軽に作成することができます。写真をパソコンに取り込んで作業する工程が不要なので、時短にもなります。

■スマートフォンからのプリントをもっと楽しく、もっと快適にするアプリをご紹介
「スマホとあっという間に繋がるからどんどんプリントしたくなる!」

「スマホとあっという間に繋がるからどんどんプリントしたくなる!」

なんと!QRコードを読み込むだけで接続が可能に。
スマホとプリンターのWi-Fi Direct®での接続がカンタンに。
お客様自身でプリンターのSSIDやパスワードを確認する手間が不要になりました。

 今回紹介した撮影のコツを意識しながら、メニューブックづくりに挑戦してみましょう!

メニューブックの作成に必要なアイテム

スマートフォン
スマートフォン
(一眼レフ、ミラーレスカメラなど)
レフ板
レフ板
(白い紙で代用可能)
パソコン
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― おすすめアイテム ―

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■プロフィール
瀬川陣市(せがわ じんいち)さん
フォトグラファー、フォトララ写真未来研究所(https://photolala.net/新規ウィンドウが開きます代表。米国ウィスコンシン州立大学などで写真を学び、帰国後1995年よりフォトグラファーとして活動。2006年よりAll About写真撮影ガイドなど、各種メディア等で写真に関する執筆、講座を行う。現在は、動画、ドローン撮影も含めた映像コンテンツについての講師、執筆などに従事。

(注):本媒体上の他者商標の帰属先は、商標についてをご確認ください。

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