FAQ

全般(仕様)

評価ボード

HW系

SW系

外付け部品

異常

全般(仕様)

  • Q01S1V3034xの電源電圧範囲は?
  • A2.2V ~ 5.5V単一です。
  • Q02S1V3S344の電源電圧範囲は?
  • A・ 4.5V ~ 5.5V(単一電源)
    ・ 3.0V ~ 3.6V(単一電源)
  • Q03S1V3034xの動作温度範囲は?
  • A-40℃~85℃です。
  • Q04S1V3S344の動作温度範囲は?
  • AErase/Write:-40℃~70℃
    Read:-40℃~85℃
  • Q05サポートしているHostインターフェイスは?
  • A下記をサポートしております。
    ・同期式シリアルインタフェース
    ・調歩同期式シリアルインタフェース(UART) (システムクロック周波数が32.768kHzの場合のみ対応)
    ・I2Cインタフェース
  • Q06S1V3034xのクロックは?
  • A以下から選択できます。
    ・周波数(直接入力): 32.768kHzまたは12.288MHz
    ・周波数(振動子) : 32.768kHzまたは12.288MHz
  • Q07S1V3S344のクロックは?
  • A以下から選択できます。
    ・周波数(直接入力): 32.768kHzまたは12.288MHz
    ・周波数(振動子) : 32.768kHz
  • Q08S1V3034xのパッケージは?
  • A・QFP 52pin (10mm×10mm) 0.65mm Pinピッチ
    ・QFP 48pin (7mm×7mm) 0.5mm Pinピッチ
    です。
  • Q09S1V3S344のパッケージは?
  • AQFP 52pin (10mm×10mm) 0.65mm Pinピッチ
  • Q10音声の圧縮伸長手法は?
  • Aエプソン・オリジナル・ボイス・フォーマット:EOVになります。
    サンプリング周波数は16kHz固定で、ビットレートは16, 24, 32, 40kbpsから選択いただけます。
  • Q11EOVってADPCMに比べてどうなの?
  • AADPCMと比較すると、音質が上がり、さらににデータサイズが小さくなります。
    ADPCM 16kHzと比較してデータサイズは1/3~1/4、ADPCM8kHzと比較して2/3~1/2となります。(16kbpsの時)
  • Q12内蔵メモリにどれくらいの時間はいるの?
  • A以下になります。(時間は目安です、実際の音声により前後します)
    機種 メモリ種類 容量 時間
    S1V30341 MASK-ROM 128KB 約1分
    S1V30343 MASK-ROM 384KB 約3分
    S1V30345 MASK-ROM 640KB 約5分
    S1V3S344 Flash 512KB 約4分
  • Q13アンプを内蔵した製品は?
  • Aございません。
  • Q14スタンバイ・モードってあるの?
  • Aコマンドと専用端子制御により、スタンバイイン、スタンバイイグジットできる機能がございます。
  • Q15シーケンサ機能って何?
  • A分割したフレーズを、接続を指定することをシーケンス機能といいます。
    下記は、シーケンス機能で5フレーズを接続しております。S1V3G340では最大64まで可能です。
    「現在の」「設定温度は」「二十」「五度」「です」
  • Q16シーケンス機能で、フレーズ間のディレイ設定って可能?
  • A0ms または20-2047ms (1msステップ)で設定が可能です。

評価ボード

  • Q01評価ボードはあるの?
  • Aございます。
    評価ボードと音声作成ツールをご使用いただくことにことにより、入手後すぐに音声の評価が可能です。
    評価ボードについては、弊社営業窓口まで、お問い合わせください。
  • Q02評価ボード購入後、最初にすることは?
  • A評価キット同梱の用紙を参照し、当社へご登録いただきます。
    ご登録後、下記を提供いたします。
    ・評価ボードを購入いただいたお客様専用サイトアクセス用のID, password
    ・音声作成ツールのライセンスファイル
    ・お客様専用のキーコード
  • Q03キーコードって何?
  • A弊社より提供する、お客様個別に割り当てられる、アルファベットと数字から構成されるID 文字列です。音声作成ツール、LSI双方に必要になります。
  • Q04評価ボードって、Host CPUと接続して評価できるの?
  • A出来ます。
    評価ボード上にHost CPU接続用端子がございます。
  • Q05評価ボードをそのまま量産に使いたい。
  • A申し訳ございませんが、できません。
    お客様ご評価用のボードです。
  • Q06評価ボードを使用するに当たり準備するものってあるの?
  • Aスピーカー、評価用PCをご用意ください。
  • Q07評価ボードの回路図ってあるの?
  • A評価ボードユーザーマニュアルに掲載しております。
    評価ボードユーザーマニュアルは、評価ボードを購入いただいたお客様専用サイトからダウンロードいただけます。
  • Q08評価ボードのBOM Listってあるの?
  • A評価ボードユーザーマニュアルに掲載しております。
    評価ボードユーザーマニュアルは、評価ボードを購入いただいたお客様専用サイトからダウンロードいただけます。

HW系

  • Q01音声作成ツールから複数のファイルが出力されますが、S1V3034xのMASK-ROMに書き込むのはどれ?
  • AROMImage_xxxxxx.binファイルとなります。
  • Q02音声作成ツールから複数のファイルが出力されますが、S1V3S344のFlashに書き込むのはどれ?
  • AROMImage_xxxxxx.binファイルとなります。
  • Q03入力クロックの許容精度は?
  • A±50ppmです。
  • Q04Host InterfaceがUARTで音声ストリーミングできますか?
  • A転送レートが低く、リアルタイムの音声出力が出来ないためできません。
  • Q05S1V3S344で評価して、S1V3034xを量産で使用する予定だが、気を付ける点は?
  • AS1V3034x、S1V3S344、S1V3G340は基本的に端子互換で基板を共通化できますが、一部端子の処理、機能が異なります。詳しくは、S1V3034xシリーズガイドブックを参照ください。

SW系

  • Q01KEYCODEってどこで設定するの?
  • AISC_TEST_REQで設定いただきます。
  • Q02MSGRDY端子の役割は?
  • A音声LSIが、RESPまたはINDメッセージの送信準備が出来たことをHost CPUに通知するための端子です。
  • Q03コマンドでボリューム設定できるの?
  • A①ISC_AUDIO_CONFIG_REQ(絶対値指定)、ISC_AUDIO_VOLUME_REQ(増減幅指定)によって、ボリュームを設定できます。
    音声ファイルのボリューム振幅が大きい場合など、コマンドでゲインを上げることで、サチってしまうことがありますので、十分にご評価ください。
  • Q04繰り返し再生は可能でしょうか。
  • Aはい、コマンドで設定できます。
  • Q05I2C I/Fでシーケンス再生に気を付けてと記載されているがどういう制限があるのか?
  • AI2Cでは転送速度が遅いため、ストリーミングは推奨できません。
  • Q06ストリーミング再生では、何を送ればいいの?
  • Aストリーミング再生を行う場合は、音声ファイルであるEOVファイル(*.eov)を転送してください。EOVファイル(*.eov)は、ESPER2で作成されるプロジェクトの『project_name/sound/eov』に生成されます。
  • Q07ストリーミング再生中にボリューム変更は可能ですか?
  • Aデータ転送が始まった後は、ISC_AUDIODEC_READY_IND と次の ISC_AUDIODEC_DECODE_REQ の間でボリュームの設定を行ってください。変更したボリュームで音声出力が可能となるまで時間が必要となります。
  • Q08ISC_AUDIODEC_DECODE_REQについて、オーディオ・データの最終データ転送時は、512、1024、2048 バイト未満でも良いと言う事でしょうか
  • Aはい。最後のデータのサイズは、512、1024、2048バイト未満の端数バイトサイズで転送できます。

外付け部品

  • Q01推奨するアンプは?
  • AJRC社製NJU7084

異常

  • Q01通信できない。
  • AS1V3034x シリーズ メッセージプロトコル仕様書3章を参照ください。
    ・パディングワード(0x00)、メッセージ開始コマンドは適切か?(3.2章)
    ・送信データのMSB/LSBは適切か?(3.3章)
    ・I2CのスレーブID(0110110)は適切か?(3.3.3章)
  • Q02音がならない
  • A弊社より連絡させていただいたキーコードが、音声作成ツールに正しく設定されているか、またISC_TEST_REQコマンドで(S1V3034x シリーズ メッセージプロトコル仕様書4.4.3.3章)、正しく音声LSIの送信されているか確認ください。
    キーコード設定のMSB/LSBをよくご確認ください。
  • Q03ボリュームの変更がすぐに反映されない
  • AS1V3G340は、急激なゲイン変化によるクリックノイズの発生を防ぐため、ボリュームゲインの変化を緩やかにするスムーズコントロール機能を実装しております。この機能により、ゲイン変化が完了する前に音声を再生した場合、音声再生中に意図しない音量変化が発生する可能性があります。
    上記現象を回避するためには、音量制御用コマンド(AUDIO_CONFIG_REQ)と、その直後に送信する一番最初のファイル送信コマンド(AUDIODEC_DECODE_REQ or SEQUENCER_START_REQ)の間に、ゲイン変化が完了するまで、以下の式で求まるウェイト(tsc)を入れていただきたくお願い致します。

    音量設定の 現在値 から 設定値 に変化するまでの時間 (tsc)
    tsc = 166.4 * | A - B | [ms]
    但し、A : 10 ^ ( Gstart/20 ) ; Gstart : 現在ゲイン[dB]
    B : 10 ^ ( Gend/20 )  ; Gend : 設定ゲイン[dB]

    例) 現在ゲインが 0dB、設定ゲインが 6dB の場合、tsc = 165.6 msec. となります。

    また、Mute解除による設定ゲインの復帰についても、スムーズコントロール機能が働きますので、ミュート解除用コマンド(MUTE_REQ)と、その直後に送信する一番最初のファイル送信コマンド(AUDIODEC_DECODE_REQ or SEQUENCER_START_REQ)の間に、ゲイン変化が完了するまでのウェイト(tsc)を入れていただきたくお願い致します。

  • Q04ホワイトノイズを減らしたい。
  • A下記(1), (2)の対策をお願いいたします。

    (1) 音声データのゲインアップ
    元となる音声データのゲイン(振幅)を高め、かつ、外付けスピーカアンプのゲイン(増幅率)を下げることで、音声再生中のホワイトノイズが相対的に減少致します。
    具体的な方法は、以下の通りです。

    1. 音声ファイルの振幅を持ち上げる
    ESPER2 のプルダウンメニュー 『ツール』 ---> 音声設定 を開きます。
    ここに、『音量』 というスライダーがあります。初期値は 100 になっています。
    これを 130 にすることで、ESPER2 から出力される EOVファイルのゲインが +6dB 持ち上がります。

    2. 外付けアンプのゲイン設定を現状の設定値から -6dB 下げた値に変更願います。
    (上記の対応を行った場合、音声LSI でのボリューム設定において+6dB 以上に設定しますと飽和します。

    (2) 電源電圧強化
    S1V3G340, S1V3S344, S1V3034x で搭載しているD級アンプは、原理的に電源電圧変動にきわめて敏感です。
    電源電圧変動が直接、音声波形のゆらぎに繋がりホワイトノイズ発生の要因となります。
    特に、音声再生中は負荷が大きく変動し、電源電圧もこれに追従し振れやすくなります。
    具体的には、以下の対策について評価いただけますようお願いいたします。
    ・HVDD 電源系統に、10uF以上の電解コンデンサを実装
    ・また、0.1uF 程度のセラミックコンデンサを、各HVDD端子の近傍にそれぞれ実装

  • Q05ISC_SEQUENCER_STOP_REQにより音声再生を中断した後、音声が再生されないことがある。
  • A当該不具合を確認しております。対処法については、ドキュメント:”S1V3033x, S1V3034x シリーズにおける再生中のSTOPメッセージ使用についての注意事項”を参照ください。
  • Q06Host InterfaceがSPIで音声ストリーミング送信しているが、音声が途切れる
  • A音声の転送が間に合っていないことが考えられます。ISC_AUDIODEC_READY_IND受信後、すぐにデータ転送を行う、Host側で通信速度を上げるなどの対応をお願いします。