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大量のビジネス文書印刷が発生するオフィスでは、印刷にスピードと正確性が求められます。エプソンのビジネスインクジェットプリンターは、先進のPrecisionCoreプリントヘッドを搭載し、さらに用紙搬送機構にも改良を加えることで、速さと正確さを両立し、ページプリンター並みの高速印刷を実現しています。
ヘッド幅を従来の1インチから1.33インチに長尺化し、かつ1列当たりのノズル数を400に増大して高密度化。カラーもモノクロも1度に高解像度で印刷できる領域を拡大することで、高速印刷を可能にしました。
プリントヘッドを載せ、印刷用紙上を移動するキャリッジ部分の駆動用に高性能モーターを採用することで、キャリッジ稼働性能を向上。従来300文字/秒であった印字速度を、360文字/秒まで向上させています。
対象製品:PX-S7050、PX-M7050Fシリーズ、PX-S860、PX-M860F、
エプソンのスマートチャージ対応モデルPX-S7070X・PX-M7070FX
従来は複数の紙送りローラーを1つのモーターで駆動させていたものを、給紙用と排紙用にそれぞれ別個のモーターを搭載。モーター切替が不要になり、1つ目のモーターで印刷中の紙を送りながら2つ目のモーターで次の紙を50ミリの間隔まで追いつかせることで、用紙間隔を最小に抑え、高速印刷を実現しています。
対象製品:PX-S7050、PX-M7050Fシリーズ、PX-S860、PX-M860F、
エプソンのスマートチャージ対応モデルPX-S7070X・PX-M7070FX
電動ホッパーが用紙の残り枚数に応じて自動で上昇。搬送経路への引き込み位置を一定に保ち、本来の最適な用紙搬送速度を維持します。
従来
用紙残量によってカセットからの搬送距離に差異が発生
ホッパータイプ用紙カセット
用紙残量が少なくなっても引き込み位置が一定
ビジネスインクジェットプリンターの開発に際して、これまで培ってきたプリントヘッド技術やインク技術などをさらに進化させ、ビジネスユースへの最適化を図りました。より美しく、鮮やかに、正確に、ページプリンターに勝るとも劣らない高品質な普通紙印刷を実現しています。
インクジェットプリンターで一般的に使われている染料インクは水溶性のため、普通紙印字の耐水性が弱く、水に濡れるとにじみがちでした。エプソンのビジネスインクジェットプリンターは、水に溶けない顔料ベースのインクを全色に採用。顔料全体をまとめて覆う樹脂を含み、インク定着時に紙表面に色材をしっかり固定します。この顔料インクの特性から、印字品質を向上させるさまざまな特長が生まれています。
顔料インクの顔料は水に溶けないため、耐水性が強く、濡れてもにじみにくいという特長があります。
顔料が樹脂によって紙表面にしっかり固定されているため、マーカーを引いてもインクがはがれず、にじみにくいという特長があります。
顔料インクは色材が水に溶けずに紙の表面に留まり、完全に染み込まないため、裏移りがあまりありません。
(注1) | 印刷した用紙を水に濡らした環境は、エプソンが保証するものではありません。 |
(注2) | マーカーによってはにじむ場合があります。また、用紙との組み合わせによってはにじむ場合があります。マーカーを使用する場合は、印刷後5分程度経ってからご使用することをおすすめします。 |
PrecisionCoreプリントヘッドでは、ノズル密度が従来の2倍になり、普通紙で600dpiの高画質印刷を実現しました。細かい文字や設計図などの精細な線の描写も美しく再現します。
エプソンは、さらに高速モデルのビジネスインクジェットプリンターに最適な顔料インクを開発。
対象製品:PX-S7050、PX-M7050Fシリーズ、PX-S860、PX-M860F、エプソンのスマートチャージ対応モデルPX-S7070X・PX-M7070FX
従来の顔料インクより顔料濃度を高め、発色性を向上させました。一般的な普通紙に印刷した場合でも、グラフや画像を鮮やかに表現。特に赤や青の発色にすぐれ、高画質が求められるオフィスの印刷ニーズに応えます。
インクジェットプリンターで印刷した紙は、時間とともにカールしやすいという弱点がありました。紙繊維に入り込んだインクの水分が蒸発するとき、紙繊維の水素結合が収縮するためです。この現象を防ぐための新顔料インクに「カール抑制剤」を添加。この抑制剤が水分の蒸発時に紙繊維の過度の収縮を防いで、カールの発生を抑えます。
エプソンはビジネスインクジェットプリンターの心臓部ともいうべきプリントヘッドをはじめ、フレームから部品にいたるまで細かな改良を重ね、堅牢性の向上と長寿命化を実現しました。さらに、印刷機構の精度も高め、オフィスプリンターとしての耐久性と信頼性を高めています。
PrecisionCoreプリントヘッドは、電圧を加えることで変形するピエゾ素子をヘッドの駆動装置として使用し、機械的な圧力でインクを紙に飛ばします。熱を使わずメディアとも非接触での印字方式のため、摩擦や熱による劣化がありません。また圧力を受けるピエゾ素子もセラミック製で素材的な劣化もしないため、極めて高い耐久性を実現しています。
対象製品:PX-S7050、PX-M7050Fシリーズ、PX-S860、PX-M860F、
エプソンのスマートチャージ対応モデルPX-S7070X・PX-M7070FX
筐体内部に金属フレームを採用し、プリントヘッドやキャリッジ、用紙搬送部品の性能と寿命を最大限に発揮できる強固な機構を確立しています。また、用紙搬送機構の主要稼働部品であるローラーにも高耐久素材を使用。さらに、大口径化によって回転数を減らし、部品としての長寿命化を実現しています。
対象製品:PX-S7050、PX-M7050Fシリーズ、PX-S860、PX-M860F、
エプソンのスマートチャージ対応モデルPX-S7070X・PX-M7070FX
用紙カセットから搬送経路への引き込みに、ホッパータイプカセットとリタード分離方式を採用。紙の引き込み精度を向上します。
排紙用ローラーを2軸に増やすことで、用紙の姿勢を安定させ、排紙部分での紙詰まりを低減しています。
プリントヘッドやインクシステム内の材質変更、およびヘッドキャップによる蒸発抑制機構により、ヘッド内の保湿状態を保ち、インクの乾燥を抑制。長期間の未使用時でもノズル詰まりしにくい対策を講じました。
紙粉が原因で起こるノズル詰まりを防ぐために、印刷時に用紙の下敷きになるプラテンの素材をプラスチックから導電材質の金属(アルミ)に変更。用紙の静電気を除去し、紙粉の飛散を抑えることでヘッドの目詰まりを防ぎます。