プロジェクターを画質で選ぶ際に重要なのは、明るさと解像度。
たとえば野菜などのみずみずしい赤や抜けるような青空、ひと肌などカラーコンテンツを忠実に再現するためには、カラーの明るさが大切になってきます。比較写真をご覧ください。
3LCD方式は、全白(白100%)とカラー(カラー光束:Color Light Output)の明るさが同じ。全白の明るさに比べて、どうしてもカラーの明るさが低くなる他の主要方式に比べて、最大3倍の明るさを実現しています(注1)。また、カラーが明るい3LCD方式のプロジェクターの色域(再現できる色の範囲)は、他の主要方式と比較すると最大3倍広範囲となり、より正確な色の再現を可能にします(注2)。
(注) | これらの3LCDプロジェクターおよび他の主要方式(1チップDLP)プロジェクターの色域モデルは、それぞれのプロジェクターを明るさを最大モードに設定した時のデータを使用して作成したものです。色域はCIEが策定したCIE L*a*b*色空間にて測定した結果に基づくイメージ画像です。 |
(注1) | 他の主要方式と比べ。(カラー光束は、IDMS15.4条にしたがって最も明るいモードでの色の明るさを測定しています。カラー光束は、使用状況によって異なることがあります。2022年1月~2022年12月のNPD販売データに基づいて選んだ、エプソンの3LCDプロジェクターと、1チップDLPプロジェクターの売上上位機種のカラー光束を第三者機関によって測定した結果に基づく) |
(注2) | 他の主要方式と比べ。(国際照明委員会 (CIE) が策定しCIE L*a*b*色空間にて最も明るいモードの色域を測定しています。2022年1月~2022年12月のNPD販売データに基づいて選んだ、エプソンの3LCDプロジェクターと、1チップDLPプロジェクターの売上上位機種の色域を第三者機関によって測定した結果に基づく) |
プレゼンテーションや会議の場で、プロジェクターから投写される映像の多くは、表現力や注目度を高めるためにカラーの図や画像を活用しています。ビジネスの提案力を強化するうえで、カラー映像を明るく鮮やかに映し出せるプロジェクターを活用することは、重要なポイントになります。
そこでエプソンはプロジェクターの性能を表す指標の1つである「明るさ」を「カラーの明るさ」で表すことにしました。
これまでの明るさ表記では、白い画面(全白)が基準になっていて、カラーの明るさの基準がありませんでした。そこでエプソンはカラーの明るさを数値で比較できるように、 SID(Society for Information Display)にて規格化されたIDMS(Information Display Measurements Standard)15.4に則って測定。全白だけなく、カラーの明るさ(カラー光束:Color Light Output)も数値として表記しています。
カラー光束は、電子ディスプレイの分野では世界最大の学会であるSID(Society for Information Display)にて規格化されたIDMS(Information Display Measurements Standard)15.4にしたがって測定しています。
IDMSは、電子ディスプレイの測定に関する現行規格を信頼性・再現性・堅牢性の観点で科学的アプローチによって見直し、2012年6月に新基準IDMSとして制定しました。
3LCD方式のプロジェクターは、まずランプから出た光を、赤・緑・青の3色 (光の三原色)の光に分解し、それぞれに液晶パネル(HTPS(注3)方式)を一つずつ割り当てて透過させ、形と動きを与えます。分解された光は、プリズムで合成し、カラー映像のあらゆる色や動きを生み出します。つまり液晶パネルを3枚使った3LCDプロジェクターは、投写レンズからは既に合成されたフルカラーの映像を連続的に投写しています。
この仕組みにより、明るく綺麗なカラー映像を映し出せるのです。
(注3) | HTPS(High Temperature Poly-Silicon:高温ポリシリコン)とは、小型、高画質の透過型液晶パネルです。 |
光の3原色とは、赤(R) 緑(G)青(B)の3色のことで、3LCDプロジェクターは、他のモニターやデジタルカメラ、スキャナーなどの、光で色を表現する機器と同じく、これらの3色を混合することでフルカラーを再現しています。