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プレゼンテーションに慣れていない方々は、構成の組み立て方やそもそもの話し方など、不安に思うことをいくつかお持ちなのではないでしょうか。初めてのプレゼンでは、聞き手の反応を無視してしまい苦い経験をした、という方も少なくありません。
では、プレゼンにはどのように取り組めば成功させることができるのでしょうか。
今回は、話し方という観点からプレゼンを成功させるコツをご紹介します。限られた時間で聞き手を説得できる話し方を、身に付けましょう。
良いプレゼンとは「聞き手を納得させることができるプレゼン」です。相手に納得してもらうためには、何もプロの語り手のような巧みな話術で、周囲を驚かせるようなプレゼンをする必要はありません。プレゼンを行う場合は、プレゼンの目的を明確にすることと、聞き手を想定することから始めましょう。
まずは、あなたが「なぜプレゼンをするのか」を考えましょう。導き出した理由こそが、プレゼンの具体的な「目的」となります。
例えば、
・主張に共感し、賛同してもらいたい
・問題提起をしたうえで、解決に必要な対策について知ってもらいたい
・自分のアイデアから、新たな気付きを得てほしい
プレゼンをする目的には、上記のようなケースが多いのではないでしょうか。プレゼンを聞いてもらうことで、聞き手にどのような行動をとってほしいのかを、意識しながら話をするようにしましょう。
プレゼン会場には必ず聞き手が存在します。「聞き手はどのような人物か」を想定しながら話を組み立てることも、プレゼンでは大切です。聞き手について、以下のことを意識しながら話をすると良いでしょう。
・聞き手はどんな課題や悩みを抱えているのか
・聞き手がこのプレゼンに参加する目的は何なのか
・聞き手が持つ予備知識はどの程度なのか
上記を踏まえつつ、聞き手の担当業務や役職、そこから想定される反応などを考えながら話し方をアレンジしていきます。
プレゼンで話すことを事前に考えるときは、まずおおまかな構成を考えてから各パートの詳細を詰めていきましょう。本で言えば「前書き→本文→後書き」のように、内容を区切った構成を作ることで全体にまとまりが生まれ、初めから最後まで聞きやすいプレゼンになります。
プレゼンをするときに、全く準備せずに話すという方はいないでしょう。事前に何らかの構成を組み立てておき、本番ではそれに則ってプレゼンをする方が無難です。プレゼンの構成を作るときには、イントロダクション・ボディ・クロージングの3つの部分に分けると良いでしょう。
・イントロダクション
プレゼンの本題に入る前の冒頭部分です。これから何を話すのか、何を聞いてもらいたいのかを簡潔に伝え、聞き手にこれから話す本題への期待を持たせることができるようにしましょう。
・ボディ
プレゼンのメインとなる部分です。プレゼンの結論紹介や問題提起の後に、その結論や問題意識を持つに至った根拠や理由を伝えます。そして、最終的にどんな結果を得たいのかを説明すると良いでしょう。説得力を持たせるためにいくつかの具体例を挙げて話すと、より効果的です。聞き手が飽きてしまわないように、結論を伝えた後でその理由を詳しく説明することをおすすめします。
・クロージング
プレゼンのまとめ・総括に当たる部分です。クロージングに入る前に質疑応答の時間を設けても良いでしょう。初めに質問と回答をやり取りすることによって聞き手の納得を引き出し、プレゼン自体にも満足感を得てもらうことができます。その後、プレゼンの結論や目的を再度短く伝え、聞き手にお礼を言って終了します。
プレゼンには大抵の場合、時間の制約があります。もし時間制限がなかったとしても、だらだら話すと要点がぼやけてしまいます。限られた時間の中できちんと伝えたいことを聞き手に伝える工夫が大切です。
・期待感を高める
1つ目のポイントは、聞き手に「ワクワク感」や「気持ちの盛り上がり」、「『面白そう』という感情」を抱かせるように話すことです。分かりやすい言葉遣いで親しみやすい内容になっているかを確認してみましょう。プレゼンを聞くことで得られるメリットをイントロダクションで紹介することも効果的です。
・声のトーンや大きさ、スピードに変化を持たせる
私たちが普段会話をするとき、無意識のうちに声のトーンや大きさ、スピードに変化をつけています。プレゼンでもずっと同じ調子で話し続けるのではなく、変化をつけることが大切です。プレゼンの途中で大切なことを話すときは声に変化をつけ、聞き手の意識を引き付けるようにしましょう。
・結論ファーストを意識
プレゼンの主題を話す場合、冒頭で結論を提示することが望ましいと先に述べました。さらにこのときには、あくまで結論のみを分かりやすく伝えることを意識しましょう。ただし先に結論を言っても、プレゼンターから聞き手にそれを押し付けたい意思が垣間見えれば、聞き手が興味を失ってしまうかもしれません。聞き手が興味を持てるような形で結論を話すようにしましょう。
・根拠になるデータを提示する
結論や主張を述べたとしても、その具体的な根拠や裏付けをはっきり示さなければ、信憑性や説得力がありません。実例やデータなどを必ず取り入れ、きちんと主張・結論に至る根拠を提示します。スライドに盛り込む表やグラフの作成、レーザーポインターを使った説明の仕方も工夫しましょう。
プレゼンを成功させられるか否かは、最初の「つかみ」の部分である程度決まると言われています。ここでは、プレゼンの導入部で聞き手を引き付ける話し方のコツをご紹介します。
話し手がどんな人物であるかを明らかにすることで、聞き手を「どんなことを話してくれるのだろう」という気持ちにさせます。冒頭で軽く自己紹介をし、自分に関心を持ってもらいましょう。
ただし、自己紹介を必要とするケースは、社外の方や関係性の薄い方々に向けてプレゼンを行うときのみに限ります。普段から仕事をともにしているのであれば、特に自己紹介を行わなくても問題はないでしょう。
冒頭部分で聞き手に何か質問をしてみることも、「つかみ」として有効な方法です。これからプレゼンする内容に対して「○○をご存じでしょうか?」などの簡単な質問でもかまいません。「聞き手に分かりやすく伝えるために、歩み寄りの意思を示している」ということを理解してもらうためにも、最初にコミュニケーションをとっておくことは重要です。
プレゼンの内容に即して、ご自身の体験や実際にあったエピソードなどを盛り込むことも、印象的で興味深いプレゼンにするためには大切なことです。また、自分に関する出来事は比較的話しやすいという利点もあります。聞き手の記憶に残るような説明ができるよう、過去の体験を思い出してみましょう。
今回は、プレゼン成功のための話し方のコツについてご紹介しました。構成・進行の基本を押さえて要所に興味を引くポイントを設けるだけで、「聞かせるプレゼン」にすることができます。初めは少し難しいかもしれませんが、何度かプレゼンを繰り返すことで徐々に慣れていきましょう。