電子黒板機能搭載プロジェクター
EB-696UT
授業教材の画面表示、タブレットの画面表示、ペンでの要点書き込み、授業画面の生徒への配信 などの用途に
設置場所
EB-696UT、PX-M886FL、ELPDC21のセットは全校で2セット導入
(現在、視聴覚室と図書室で試験運用中)
全国第2位のマンモス校。
2019年4月には錦ケ丘中学校
との分離も予定されている。
2018年に創設72周年を迎えた仙台市立広瀬中学校は、広瀬川の清流に沿って蕃山、青葉山、蔵王・船形山、泉ケ岳などの山々を望む田園地帯に立地。近年、栗生・落合地区、錦ケ丘・愛子駅近郊などの宅地造成と、二岩・倉内地区の工業団地開発が相まって急激に学区内の都市化・人口増加が進み、現在、宮城県および東北一に生徒数が多く、全国でも第2位のマンモス中学校となっている。
「生徒一人一人に居場所があり、明日も来たいと思う学校づくり」を基本方針に学校活動を行っており、加入率80%以上と部活動が活発で東北大会・全国大会へも多数進出。宮城まつりなどボランティアへの参加や自転車利用マナーアップモデル推進校として地域活動へも協力を行っている。また、校内のICT体制改革に着手し、2017年10月には「第21回視聴覚教育総合全国大会」および「第68回放送教育研究会全国大会」授業提供校として公開授業も実施している。
電子黒板と周辺機器を連携することでスピーディーで効率の良い授業ができる
仙台市立広瀬中学校
校長
數本 芳行 様
仙台市立広瀬中学校
教頭
菅野 勝紀 様
仙台市立広瀬中学校
教頭
芳賀 亨 様
2016年に本校に赴任したと同時に、2018年10月に開催される「第21回視聴覚教育総合全国大会」「第68回放送教育研究会全国大会」における授業提供校の依頼を受けました。
先ずは校内体制の調査から始めましたが、当時のICT環境は全く未整備で大型TVは各教室毎に無いため数が足りておらず、電子黒板も校内に1台のみで、タブレットは皆無でした。ノートPCとプロジェクターも数が足りないうえ、教室に持ち運ぶことが手間だったため、使用頻度も少ない状態でした。
一方、学区内にある錦ケ丘小学校・愛子小学校は、メディア・ICT活用研究の先進校で、本校に入学してくる生徒のICT習熟度は高いにもかかわらず、子供たちの期待に応えることが出来ない状態でした。
そのため、ICTリテラシー向上、学びの連携、アクティブラーニングなど、最新の学習の流れを中学校でも提供できる環境を整えるために、本校でもICT推進が急務と判断しICT環境改革に着手しました。
仙台市教育センターや東北学院大学、宮城教育大学などの指導・協力のもと、支援企業との連携や職員の資質育成に努め、プロジェクター追加と共にタブレットの試験導入や一部無線環境も整備。また、全国大会や各種研究会の視察やNHK放送番組活用の研修会、校内の勉強会などを多数実施しながら指導力アップを図りました。その甲斐あって2018年10月の公開授業は無事成功。「小さいけれど大きなはじめの一歩」を踏み出せたと自負しています。
しかし、仙台市で全中学校にタブレットが完備されるのは2020年。公開授業実施後も今後のICT推進活動に空白期間ができないよう仙台市の自主公開授業校(2020年11月実施)にも立候補しました。
これに向けて、2018年12月よりエプソンのプロジェクター型電子黒板「EB-696UT」書画カメラ「ELPDC21」 プリンター「PX-M886FL」を校内に2セット導入。さらなるレベルアップを目指して授業の研究と改善を図っています。
授業で使うコンテンツは、教科書から必要部分を抜粋してプリント配布か黒板に板書して、それをベースに書き込んでいく進行スタイルが殆どですが、電子黒板を導入することで、授業の最初の板書などがなくなり、非常に時間節約ができるようになりました。また、電子黒板により周辺機器を連携することで、授業を効率良く進められ、考える時間や、話し合いと発表の時間を多くとれるようになったことが最大のメリットだと考えています。
さらに発表中の動画をタブレットで撮影して投写するなど、授業の振り返り学習に使える点でも便利です。発表を客観的に見返して悪かった点や改善点などをみんなで分析することで、発表力のレベルアップも図れています。
また、教材の印刷準備や機器の移動・設置など、先生方の作業負担も減らせるので「働き方改革」にも繋がります。
視聴覚室に電子黒板、書画カメラ、タブレットなどを設置
「EB-696UT」と連携してタブレットやプリンターを無線で運用
壁際にプリンターを設置、電子黒板の画面からの操作ですぐに印刷
教師も生徒達も使い易いエプソン標準ソフト「Epson iProjection」
教師も生徒も思考を止めることなく、リズム良く、探究的な授業ができる
仙台市立広瀬中学校
教諭・研究主任
齋藤 純 様
授業では、 電子黒板は、授業教材の表示や前回内容の見返し、教師や生徒用タブレット画面の表示や比較、ペンでの要点書き込み、授業過程画面の生徒への配信、プリントアウト操作などに使用。教師用タブレットは、教師端末から生徒端末への教材配信操作、生徒回答の進捗確認、電子黒板への生徒端末画面の選択表示や分割表示操作など、プリンターは主に授業の最後の学習記録の印刷出力に使用しています。
電子黒板とプリンターが導入される前は、タブレットはあっても、他の機器との繋がりや連動性がなく、なかなかテンポの良い授業を行うことができませんでした。しかし導入後は、電子黒板・タブレット・プリンターを連携させ、書き込み・配信・印刷など全ての操作を電子黒板の画面上で行えるため、教室内での無駄な移動がなくなり、授業をリズミカルに進めることができるようになりました。
教師も生徒も思考を止めることなく「個人に考えさせる」「グループに考えさせる」「全体に共有する」という協働学習のステップをスムーズな流れで行え、みんなで考えていく探究的な授業ができるので大変効果的だと思っています。
電子黒板と連携させて学習記録をプリンターで印刷、生徒に渡すことで学習の蓄積ができる
エプソンの電子黒板に標準添付されているソフト「Epson iProjection」は、必要な機能だけに厳選・限定されているので、生徒からも簡単に覚えられ使い易いと好評です。
導入してまだ1~2ヵ月程度ですが、生徒達は既にうまく使いこなしています。ログインしたりソフトを立ち上げたりする操作も、今ではあたりまえの行動になっているようです。また、ICTリテラシーの高い子が低い子に教えるなど、グループ授業を通して生徒同士で教え合うことができるので、クラス全体で高め合い伸びていくこともできています。
ハード面でも、PCに接続しなくても、かんたんに書き込みなどができるため、生徒が学活や委員会等で自由に活用を始めています。教員の活用も広がっており、最近では機器の利用予約も取り合い状況で、国語・英語・数学・社会・理科・音楽・美術・保険体育・技術家庭科まで、10人以上の先生方がこのセットを活用して様々な授業を行っています。
現在の公立校では、タブレットなどのICT機器は1人1台ではなく、各クラス共同使用する場合が多いのが現実です。
このため、授業内容が端末に残っていても、後で個人で振り返って確認することはできず、またICT授業を何単元かに続けて行う場合にも、以前の授業内容の保存・整理・呼び出しなどがしにくく、うまく活用されてきませんでした。
電子黒板とプリンターの導入後は、授業中に教室で授業画面などをプリンターで印刷し生徒に渡すことで、単元毎のまとめを残すことができ、それを自宅へ持ち帰ったり、復習や新たな学びに役立てるなど、学習の蓄積ができるようになりました。電子黒板の画面上で重要線を引いたり、重要ポイントを書き込んだ学習記録を残せるため、このセットを導入して大変良かったと感じています。
所在地:宮城県仙台市青葉区愛子中央1-9-1
児童数:1171人・37学級(2018/5/1現在、特別支援学級含む)
教職員数:教員65人、職員15人
施設内容:鉄筋コンクリート3階建
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