用途: プロジェクションマッピング
株式会社シムディレクト
[所在地] 東京都千代田区六番町1-9
[URL] http://www.symdirect.co.jp/
日本随一の音と映像と通信のプロフェッショナル展として、コンテンツビジネスに関わる最新のイノベーションが国内外から一堂に会する国際展示会「Inter BEE 2018」が2018年11月14日~16日の3日間幕張メッセで開催された。
歴史と実績に裏付けられた展示会は今年、国内外の1152社・団体が出展、4万人を超える来場者を記録した。
中でも「INTERBEE IGNITION 」エリアは最新の映像技術が集結し、新たなメディアの可能性を探る企画展に位置づけられており、そこで、エプソンは過去に例の無いブース出展を行った。
人間の進化と技術の進化を、プロジェクターによる映像演出で表現するだけでなく、その映像が人間の感情により変化していく、いわば「人とよりそう映像機器の誕生」がブースコンセプトとなっている。
現在の技術では、機械が正確に感情を読み取るには何かしらの指標が必要となるが、今回その指標として用いたのが「心拍の変化」である。心拍は体の様々な変化を表すバロメーターとされ、感情の変化も表すとされている。我々はこの「心拍」で「映像」を制御するアイデアを体感型アトラクションという形で具現化する事にした。
そして、人間の感情と映像が連動する新感覚の映像体感を、全身で味わって頂きたいという思いから「Emotional Mapping」というブース名にした。
「Emotional Mapping」は大きく2つのエリアから構成されている、人間と技術の進化をプロジェクションマッピングで表現したゾーンと、人間に技術が寄り添う姿を体感型アトラクションで表現したゾーンである。
「プロジェクションマッピングゾーン」はブースエントランスにも位置付けられており、最初にライティングモデル「EV-100」のコンテンツ再生機能によって投写されたフロアマップが来場者の足元に浮かびあがる。
そして、ブース内に足を踏み入れると、天井に吊ったピラミット型の布造作へのマッピングが目に入る、多面的で立体的な映像変化を楽しめる映像演出は、軽量コンパクトボディながらレーザー光源を採用し、6000lmの高輝度を実現した「EB-L615U」を4台使う事により実現している。
さらに、ブースの奥に進んでいくと、今回のブースの目玉でもある「体験型映像アトラクションゾーン」にたどり着く。まず150インチの湾曲スクリーンが来場者に圧倒的な存在感を与える。これは、エプソン初のネイティブ4Kプロジェクター「EB-L12000Q」と短い投写距離で大画面表現を可能にする「ELPLX02」の組み合わせにより実現している。
そして、大画面スクリーンの前にはエアロバイクが設置されており、来場者には活動量計を装着した上でそれに乗って頂く。
この活動量計は、人間の感情と映像を連動させるインターフェイスの役割を果たしており心拍数の変化を読み取ることによって映像が変化するシステム構成となっている。
エアロバイクを漕ぐと、未知の惑星を駆け抜ける旅が始まり、感情の高まりと共に疾走感が高まる。そしてそれに連動して、天井面の三角形の映像もレイヤー感を演出させる。この映像演出も前述の超短焦点レンズ「ELPLX02」とレーザー光源採用のプロジェクター「EB-L1705U」の組合せにより実現している。
さらに、感情の高まりを空間に浮かび上がらせる演出も行った。これは、ブース側面に設置された、短焦点プロジェクター用透明スクリーン「TSC-80B8」と超短焦点プロジェクター「EB-700U」によって実現している。
~ビジュアルコミュニケーション環境の創造に向けて~
今回のブース出展を通じて、来場者の方には、エプソンプロジェクターの高い技術と未来に向けた展望を伝えられたと考えている。
IoTとプロジェクションの連携により、人のコンディションや感情を読み取り、即時に映像により空間の雰囲気を変えることで癒しや驚き、感動を与える、いわば「人と共に生きる映像機器」の登場を予感させる実験的なブース出展は、エプソンが今後目指す「ビジュアルイノベーション」の方向性を示している。
エプソンは独自のマイクロディスプレイ技術とプロジェクション技術を極め、ビジネスと生活のあらゆる場面で感動の映像体験と快適なビジュアルコミュニケーション環境を創造し続けていく。
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