大ホールや講堂で、明るさと迫力の高画質を。
信頼性や静音性にも優れたレーザー光源の4K対応モデル(注1)。
使用機種:EB-L1300U×3台
用途:イベントスペースでの演出及び映像プロジェクション
PLUG IN STUOIO by nana × 2.5Dは、次世代の"文化"や"才能"を見出す渋谷の新たなカルチャースポットとしてイベントや動画配信、ライブなどに使用できるスタジオとなっている。2017年8月12日に行われたオープニングパーティー(ライブイベント)では、数多くのアーティストが演奏し来場客を楽しませていた。独自開発の映像投影システム「3D PROJECTION」も効果的な演出で没入感のあるライブとなった。
独自開発のプロジェクションシステムによる没入感ある映像空間をプランニング
THINKR プロデューサー
飯寄雄麻氏
2012年から2016年まで、スタジオ兼イベントスペースとして渋谷のパルコ内にスペースを運営していた「2.5D」。元来、アーティストのアートワークデザインなどを手掛ける制作会社であり、ライブ配信や映像制作も行っていたが、カルチャーの創出といった面で、制作会社が独自のスペースを持つことの意義は大きく、インターネットを中心に認知が広まった。そこで2017年以降は、伝統のあるライブハウスでありながらも近年はレンタルスペースとなっていた「shibuya PLUG」をリブランドし、音楽投稿アプリでユーザー間でのコミュニティも活発な「nana」をパートナーとして迎え、2017年8月に渋谷に新たにオープンしたのが、「PLUG IN STUDIO by nana × 2.5D」だ。
デジタルネイティブの若い世代を中心に、これまでにない次世代のカルチャースポットにしようという狙いもあり、従来型の暗いライブハウスではなく、プロジェクターを使用することを前提として白を基調とした内装で明るく入りやすいスペースを計画。これまでにない空間を目指した。映像の活用は2.5Dの特徴でもあり、優れたクリエイターとの関わりを持つこともできることから、没入感のある映像演出が可能で、配信もできる空間を作り出すことにした。
3LCD&レーザー光源で意図した色を出せる。動画配信時のフリッカーも出ない
ライブイベント以外にもスタジオとしての利用も多々あるので、独自開発の映像投影システムといってもできるだけ多くの映像コンテンツに対応できる必要があり、ハードウェアとしてはHDMIマルチマトリクススイッチャーやエッジブレンディングプロセッサーを用いて多面投影を可能にしている。導入検討時には他社との比較も行ったが、このスタジオではインターネット配信やPVなどの動画撮影を行うことも念頭にあったので、白い色が意図通りに出ることが重要だと感じていた。その点、エプソンのプロジェクターは細かい調整を行わなくても、かなり意図した白色を再現できており好印象であった。
また、他社製品では30フレームや24フレームで録画や配信を行った場合にフリッカーが出て映像がちらついて映るケースが多く、その点エプソンが採用している3LCD方式+レーザー光源だと基本的にフリッカーが出ないという特徴があったので、このスペースに最適だと判断した。加えて、ステージ照明が入るので照明の明るさに負けない明るさであることも重要であった。従来、プロジェクターを使用する際は照明をかなり暗めにする必要があったが、今回のシステムでは照明の明るさをあまり気にせずに使用しても、プロジェクターの映像が見られるだけの明るさやコントラストが確保できている。さらに同じクラスのプロジェクターのなかでは、圧倒的なコストパフォーマンスであった。このほか、エンジニアの立場から見るとシャットダウンの速さもポイントだという。従来の機器では、電源を切った後に30分程度クールダウンの必要があったが、エプソンのプロジェクターはクールダウンすることなくシャットダウンできる点も魅力的であった。クラス1レーザー使用で人体への影響がなく、安心して使える点もポイントとなった。
壁面は基本的に白で統一し、プロジェクターによる映像演出が行いやすいスペースとした。プロジェクターは舞台の正面と両サイドに1台ずつの計3台を配置。壁面全体を使った映像投影を可能にしている。
映像演出によりSNSなどでも拡散されやすい
「PLUG IN STUDIO」がターゲットにしているミレニアル世代のお客様は、歌唱やステージパフォーマンスに加えVJによる映像演出など、様々なクリエイティブ表現ができる点を魅力だと感じていただいている。しかも、没入感のある映像演出はお客様に撮影していただきSNSなどで広く拡散できる点は、PLUG IN STUDIOの一つの起爆剤となっている。このスペースは、いわゆる時間貸しのレンタルスペースではなく、映像演出なども含めたイベントプロデュースや企画、プロモーションといった部分をプラスしたかたちで利用できるスペースとしており、ブランディングもそうした方向性で行っている。まだオープンして日が浅いので、ブランディングはこれからの課題でもあるが、今後「2.5D」あるいは「PLUG IN STUDIO」に出演したことが演者の皆さんの一つの目標やステイタス、あるいは"登竜門"的なものになってくれればと思っていることもあり、強力な映像演出を可能としてくれたエプソンのプロジェクターは、今後ブランディングを進めていくなかで武器になってくれると感じている。
映像などを活用し、若い才能の発掘にも取り組みたい
今後はクリエイターを支援する活動に加え、若い才能を見つけ出すための活動も行っていきたいと考えている。例えば、若い人に向けては低価格で利用してもらうなど、将来アーティストになっていく可能性のある原石となるような人たちも支援できたらと思う。「nana」とも連携することで、そうした若い人たちへの波及効果も高いと考えており、さらに「nana」のユーザーには主婦層も一定数登録しており、そういった通常のライブハウスではリーチできない層にもアプローチしていきたい。また、カメラマンや映像制作は自社で用意できること、あるいはそうしたノウハウを持っていることが「2.5D」の強みであり、これもほかのスペースと差別化できる部分だ。新たな才能に対する"投資"を重視すると、単純な場所からの収益では成り立たない部分も出てくると思うが、映像やコンテンツ、導入したプロジェクターを生かすことでトータルでの収益を上げ、しっかりとクリエイターを支援できるように取り組んでいきたいと考えている。
レーザー光源がもたらす明るさと |
3LCD方式ならではの |
にじみのないクリアな映像を映し出す |
安心して使用できる充実の保証 |
ランプ交換不要の |
小型化と高効率化を実現 |
電源コードを抜くだけで |
明るい大画面と静音性を両立 |
使用機種:EB-L1300U×3台
用途:イベントスペースでの演出及び映像プロジェクション
所在地:東京都渋谷区神南1-23-13-B2
最寄駅:JR山手線 渋谷駅
URL:http://pluginstudio.jp/400万人のユーザー数を誇る音楽投稿アプリ「nana」とソーシャルテレビ局としてライブストリーミングプログラムを発信してきた「2.5D」がコラボするかたちでオープン。3面投影の独自で開発したプロジェクションシステムを活用した映像表現が可能なスペースとなっている。
本内容は、PDFでもご覧いただけます。
PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe® Reader®が必要です。
左のアイコンをクリックしてダウンロードいただけます。
(注):Adobe、Reader、Get Adobe Readerロゴは、Adobe Systems Incorporatedの登録商標または商標です。
製品に関するお問い合せ・資料請求
プロジェクターインフォメーションセンター
050-3155-7010
受付時間:月曜日~金曜日 9:00~17:30(祝日・弊社指定休日を除く)
(注) | 上記電話番号はKDDI株式会社の電話サービスを利用しています。 上記番号がご利用いただけない場合は、携帯電話またはNTT東日本、NTT西日本の固定電話(一般回線)からおかけいただくか、042-503-1969までおかけ直しください。 |