(注)販売終了製品
ソフトバンク テレコムは、ソフトバンクグループの中で主に法人向けICTサービスを提供しており、多彩なモバイル端末を活用した音声伝送サービス事業、クラウドコンピューティングサービス事業、各種ネットワークサービス事業を展開している。2013年7月には東京・六本木に新拠点を開設、インタラクティブ機能付プロジェクター「EB-1410WT」を10台導入した。サービスの根幹をなす技術部署で利用するため、会議やプレゼンを円滑に進める使い勝手の良さと高いセキュリティー機能を求めたという。導入後の効果、さらには実際に使うことで見えてきた新たな成果について、総務本部 ファシリティマネジメント部 設備管理課の池田篤信氏にお話を伺った。
ホワイトボードに投映でき、自由に移動できるプロジェクターを
ソフトバンク テレコム株式会社
総務本部 ファシリティ
マネジメント部
設備管理課
池田 篤信氏
ソフトバンク テレコムの仙石山オフィスは、主に技術系のスタッフが利用する新拠点である。従前から会議室はほぼ一日中稼働している状態で、プロジェクターとホワイトボードは新拠点に必須の設備であったという。また、プロジェクターを設置する会議室は、パーテーションを取り払って集会を行うことがあり、その際に社長や役員のメッセージ動画を投映することにもプロジェクターを利用する予定であった。「新しく導入するプロジェクターへの社内ニーズは、ホワイトボードに投映できて、壁や天井に固定せずに自由に動かせること。用途に合わせて使いやすいことが導入課題でした」と池田氏は振り返る。
同社の本社オフィスでは、固定タイプやテーブル設置タイプなどのプロジェクターを利用していたが、室内レイアウトを柔軟に変えることができず、テーブルに設置すると机を動かす時に落とす危険性があった。また、会議室の稼働に合わせてプロジェクターの利用頻度も高いのでランプの寿命にも配慮したとのこと。プロジェクターに対するニーズや目的が明確な中で機種選定が行われた。
テスト導入の実績が新拠点のニーズに合致
同社の本社オフィスでは様々なプロジェクターが使われていたが、その中にインタラクティブ機能付プロジェクター1台が試験的に導入されていた。本社オフィスでも、自由に動かせるタイプのプロジェクターが欲しいという要望があって導入していたもので、およそ1年にわたって利用されていたのである。実際に使っているスタッフからは、会議後に書き込んだデータをiPhoneやiPadなどの端末へ、有線接続で簡単に取り出せて便利という声が多く寄せられていたそうだ。なお、ソフトバンクグループは、グループを挙げてペーパーレス化を進めていることもあり、出力することなくデータを容易に取り出せることもプロジェクターの選定理由のひとつであった。
また、プロジェクターを管理する総務の立場からは、電子ペンだけで、アナログのホワイトボードのように書いたり消したりできるので、消耗品が大幅に減るというメリットを実感していたという。「新拠点はプロジェクターが10台になりますから、それを手当てする人手や経費が必要になります。それを考えると、エプソンのインタラクティブ機能付プロジェクターなら、アナログホワイトボードで使うペンなどの消耗品が不要になり、メンテナンスが効率的になると感じていました」(池田氏)。この実績があったため、新拠点のプロジェクター選定は即決に近かったそうだ。
ボタン1つでセキュリティーと従業員満足度が向上
導入後の傾向だが、やはり会議での利用が中心になっている。支給されているiPhoneやiPad、またはシンクライアント端末をUSBケーブル等で有線接続し、Excel®やPowerPoint®のデータを投映。ホワイボード機能で会議内容を書き込んだデータは、PCに取り込み議事録作成に役立てたりしている。新拠点での利用者の反応だが、総務本部ならではの傾向が見られた。「総務は、不満があると声が上がってくる部署です。プロジェクターに関しては何も上がってきてないですから、問題なく使われているのだと思います」(池田氏)。使用方法についても、技術系のスタッフが多いためか、自分たちで使いこなしているようだ。会議中の社員に使用感を聞いてみたところ、「電子ペンのレスポンスがよくて書きやすいです。ペンの太さや色を変えるパネルも直感的で扱いやすい」という意見だった。
顕著な導入効果として、セキュリティーの向上が達成できたとのこと。「従来のアナログのホワイトボードは、消し忘れて長時間放置されていることがあってセキュリティーに不安がありました。このインタラクティブ機能付プロジェクターは、電源を切ればデータが消えるので安全性も向上しました」(池田氏)。アナログのホワイトボードの記述を消すのは体力が必要で、消え残って情報漏洩になる可能性もある。それらのリスクがボタンひとつで解決できるので、社員の満足度も上がっているというわけである。
総務のメンテナンス作業は、日々の業務として電子ペンの電池を確認、月1回程度は投映時間をチェックして予備のランプを準備している。アナログホワイトボードの頃は、書けないペンばかり並んで社員がストレスに感じるケースがあったが、電子ペンとなり、電池容量を頻繁にチェックするようになったことで、スムーズな会議の進行にもつながっている。ちなみに、すべての会議室にアナログのホワイドボードが入っているが、インタラクティブ機能付プロジェクター導入後は、会議室の隅に置かれることが多くなり、利用頻度がかなり落ちているという。
ICT機器をリードする新しい製品の共同開発を!
今後の課題としては、プロジェクターで加工したデータをシンクライアント環境のPCでもスムーズに落とせるようにするなどのブラッシュアップを図っていくとのこと。
ソフトバンクグループは、2012年4月から業務のペーパーレス化を進めているが、これに伴って、エプソンなど取引先メーカーへの要望にも変化が現れているという。たとえば、営業担当が顧客へ資料を提示する際には、iPadの画面では小さすぎるので、大きく表示するために持ち運べるプロジェクターの需要が高まっているとのこと。これを踏まえて、最後にエプソンへのコメントを池田氏からいただいた。「弊社は、経営にまつわる動きが比較的に激しく、その場その場で考えなければいけないことがあります。会議や営業の現場で扱いやすいICT機器を一緒に開発できればと思っています」。
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