全教室に2台のプロジェクターを設置
タブレット活用での新しい授業スタイルを実現!
【導入製品】
・ビジネスプロジェクター EB-2142W
導入製品
ビジネスプロジェクター EB-2142W
授業教材の画面表示、児童タブレットの画面表示、 オンライン配信や集会時の画面表示 などの用途に
■設置場所:各教室に天井取付けにより2台づつ導入
導入効果
- 大画面表示で、明るく、カラーも綺麗で教室のどこからでも視認できる
- 2画面で情報量が増え板書も減少、静止画や動画を同時に表示・比較ができる
- 大画面表示で全員の画面をひと目で確認、各自の意見を取り上げたり発表する機会が増えた
- プロジェクターを活用したグループ学習や発表の機会が増え、子供達同士の学び合いや繋がりも促進
導入ご担当者様に聞きました
2画面を切り替えながら効果的に活用
大画面なので教室のどこからでもよく見える
壁一面に2台のプロジェクター画面を並べて
表示教室のレイアウトも縦向きから横向きに変更
洗足学園小学校
校長
吉田 英也 様
洗足学園小学校
教頭
赤尾 綾子 様
本校では、「せっかくテクノロジーがあるのに教育に活かさないのはもったいない」という想いから、GIGAスクール構想発表以前からICTを活用した授業を推進してきました。
2016年(平成28年)に全教室に電子黒板機能付プロジェクターを導入、さらにiPadを使った授業を開始しました。翌年には「iPadを持って教室内を自由に移動しながら授業をしたい」という先生方の要望に応えてApple TVを導入。
2018年には、3年生に1人1台のiPadを導入。以降、Apple Pencilやキーボード、様々な利用アプリなども加えながら、毎年導入する学年を増やし、現在は全ての学年でiPadを使った授業を行っています。
2019年には、端末の増加に伴い各教室のWi-Fi®設備を強化して、AppleDistinguished School(ADS)認定も取得。
2020年の夏休みには、各教室を改修し、大型ホワイトボードと天井取付けのプロジェクター2台を設置。最近ではさらに、動画編集に使用するクロマキー合成用のグリーンバックなども増設しています。
iPadの導入当初は、各教室の黒板の中央に電子黒板機能付の壁掛けプロジェクターとマグネットスクリーンが設置され、授業では、そこに表示する画面と黒板の板書を併用していました。しかし、iPadを活用した授業を進めていくうちに、先生方から「もっと大きく見せたい」「2画面あったほうが授業がしやすい」という要望が増え、GIGAスクール構想も進む中で、将来性を考えて思い切ってあらたに2台に切り替えました。
これに伴い、教室のレイアウトも縦向きから横向きに変更、壁一面に2台のプロジェクター画面を並べて、教室のどこからでもよく見えるよう新しい教室スタイルに変更を行いました。
本校は公立校よりも人数が多い1クラス40人制ですが、1画面は100~120インチ程度にもなるため、子供達の“見えない!”といったストレスも解消。導入後は、児童の視力に配慮して座席を決めたりする必要もなくなりました。
今年の授業参観では、改修後の教室環境を保護者に公開することができましたが、2画面表示と画面の大きさや横向きスタイルの教室の雰囲気には、どの保護者からも驚きの声が上がっていました。
2画面になって情報量が増加し板書も減少
児童の画面も自由に出せるので活用方法が拡がっている
2台のプロジェクター導入後は、左右2画面に同じ画面を表示したり、1画面ずつ切り替えても表示できるので、様々な使い方が可能です。プロジェクターには、教員や児童の端末から無線で直接表示ができます。
教員は児童の方を向きながら、端末を操作したり書き込むことができ、それをすぐに画面に表示できます。子供達も自分の端末上で書き込むことができ、それをそのまま画面に表示できるので、画面を自由に切り替えながら、スムーズに授業を進行できます。また、授業教材は端末を使って画面に表示したり児童に配信することができ、必要なテキストや図表・イラストなども、事前にデータで用意すれば良いので、授業では板書をほとんどしなくなりました。
当初は、板書も考えて大型ホワイトボードを入れたのですが、画面が大きく2画面になって表示できる情報量が増え、教員も児童も端末上で書き込めば画面表示ができるので、必然的に板書は減っていきました。今はホワイトボードを使う先生もあまりいません。子供達からは「先生が全て黒板に書いている時間は初めから無駄だった」との声もあり、児童によっては、その時間が静かに待っているだけの苦痛の時間だったのだと思います。
3・4年生程度になると、子供達は授業で使用するアプリは自由に使いこなし、接続・表示操作も慣れていて、利用マナーも十分心得ているので、授業中に誤った使い方はほとんどありません。教室には、以前の壁掛けプロジェクターも含めて3台のプロジェクターがありますが、プロジェクターの利用は、教員へ一言「使います。」の報告だけで、あまり制限を設けず自由に使えるようにしています。子供達は、朝の会で係で制作したチラシやポスターを紹介したり、スピーチの時間に自分で作ったスライドで発表したり、委員会活動や特別活動などにも積極的に利用しています。雨の日の休み時間にアプリで作ったクイズやゲームプログラムを表示して友達と楽しんだり、カメラで撮影した動画を流して運動会のダンス練習をすることなどもあります。
また近年は、新型コロナ感染防止の3密対策で集会ができないため、学校長の朝礼の挨拶をライブ配信して教室で視聴したり、卒業式では、参列できない他学年の児童に、卒業式の様子をライブ配信して視聴してもらったりもしています。
各教室には天井取付けによりEB-2142Wを2台づつ設置
教室内では以前の壁掛けも含め3台のプロジェクターが利用可能
ご利用者の感想を聞いてみました
2画面あることで授業の幅が拡がり
児童主体の学習機会を増やすことができる
プロジェクターを活用したグループ学習や発表が増加
子供達同士の学び合いや繋がりもより深くなっている
洗足学園小学校
教諭(3年社会・体育担任)
仙波 明浩 様
私が教員になったばかりの十数年前を振り返ると現在とのギャップに驚きます。当時、子供達は教科書・ノート・地図帳を片手に、配布した白地図にせっせと地名などを書き込み、私は服の裾をチョークで汚しながら板書を行い、壁掛けの地図を棒で指しながら解説したりしていました。文字が小さいと後ろの子が見えないため前の席に移動させたり、写真を見せたい時は、毎回拡大コピーを何枚も用意しておく必要があり、授業準備にも苦労した記憶があります。
今は、端末にデジタル版の地図帳や問題集が入っているので、基本的に用意する物はiPadのみ。必要なプリントや写真なども、データで用意しておけばすぐに配信したり、大画面表示ができるので授業準備の時間は大幅に減りました。
板書が少なくなったことで、その分の時間を子供達一人一人の様子を見る時間に充てることができています。大画面なので地図や写真の細かい所もしっかりと示すことができ、子供達の学びも深まります。また、2画面あることで授業でできることの幅が拡がりました。発表に向けてのリハーサルの時間では、3台のプロジェクターを使ってスライドの修正や改良、発表の練習を行うなど、子供達が主体となった学習を増やすことができ、順番を待つ時間も軽減されて効率良く授業が進められます。子供達同士の学び合いも活発になり、繋がりもより深くなっています。
ICT機器が導入されたことで、スライド・動画作成・それらを使ったプレゼンなど、子供達の発表スタイルも大人社会と同様になってきています。レポートやポスターなどもデジタルで作ることが増え、制作スピードも短縮化していて、このスキルは中学やその先になっても十分活かすことができます。子供達がICTスキルを習得するスピードは恐ろしく早いので、教員もそれに負けず、的確なサポートができるよう常に学んでいかなければならないと思っています。
カラーの発色が綺麗で図形も分かり易く
静止画や動画を同時に表示、比較することができる
洗足学園小学校
教諭(4年算数・体育担任)
上原 征大 様
算数の授業では、授業教材を事前に作成して、子供達へ配信したり、画面に表示しながら授業を進めます。
教材は教科書の問題をそのまま使用したり、回答を隠す加工をしたものをスライドで作成。配信したスライド上にそのまま解答を書き込むか、ノートに解答を書き込むかは子供達に自由に選ばせています。テスト以外ではプリント配布はしていません。また、授業のまとめは必ず記録させています。記録方法もスライドかノートかは子供達に任せていますが、最終的にはロイロノート・スクールでデータや画像を提出させてチェックしています。
2台のプロジェクターになって、画面が大きく2画面もあるのでとても使い易くなりました。カラーの発色が綺麗で図形も分かり易く、静止画や動画を同時に表示したり、比較することもできるので、伝えられる情報量が大幅に増えました。
今後はライブカメラ映像などを使って、離れた場所からの中継や、静止画と動画を組み合わせて行う学習など、動画を効果的に使う授業を増やしていきたいと思っています。教員はICTスキル向上のため、夏休みの校内研修や、夏と秋の私学研修、その他にも不定期に様々な研修に参加しています。教員同士で情報を教え合う機会も多いので、今後も皆で様々なトライを行いながらより良い授業への改善を目指していきたいと思います。
2画面を使うようになって、
言葉で伝えるのが苦手な子供でも発表する機会が増えた
大画面表示で全員の画面をひと目で確認
各自の意見を取り上げたり発表する機会が増えている
洗足学園小学校
教諭(4年国語・道徳担任)
小野 かすみ 様
以前はプロジェクターと黒板を併用して板書も行っていました。子供達は黒板とスクリーンを見ながらノートやプリントに記入しますが、小さい画面では多くの情報が載せられず、すぐに切り替えると児童がついてこれないこともよくありました。今は、授業教材は基本スライドで作成して配信したり画面に表示。プリントで配ることはなくなりました。教材作成については、板書をしなくなった分、1ページに情報を入れ過ぎないよう情報量には注意しています。
また、プロジェクター画面は教室に日差しが入る時間に反射で見づらくなることもあるので、背景色や文字色は、はっきり見えるものを選ぶように工夫しています。一定時間毎に左右表示を入れ替えて、見易さに差違が出ないようにも配慮しています。
授業では、先生が指定した時以外は端末とノートの使い分けは子供達自身で判断、文字入力も、かな・ローマ字・手書き入力は自由に選択させ、あえて制限を設けてはいません。授業のまとめは、単元毎にスライドやロイロノート・スクールに記録させ、保存するようにしています。データで保存しているので、前回授業の振り返りも簡単にできるようになりました。
自分の考えを映し出せるようになって、人前で発言するのが苦手な児童も発表に対する抵抗が減りました。大きな2画面が使えるので、リスト表示で全員の画面をひと目で確認でき、各自の意見を取り上げる機会も増えています。国語や道徳では、先生が主体の一斉授業が多いのですが、今後は児童主体のグループ学習や発表の授業を増やしていきたいです。
授業で使用するツールは子供達自身で判断文字入力も使い慣れた方法に任せている
欠席者への授業のオンライン配信でも画面上に表示した細かい文字が確認できる
先生の実演の様子は、児童がカメラ撮影に協力しながら画面表示して他の児童にも紹介
(注)ロイロノート・スクールはLoiLo.inc.の登録商標です。
全学年にiPadを導入、2016年よりiPadを活用した授業を推進しており、Apple認定校として全国で十数校しかないApple Distinguished School(ADS)も取得している
お客様のご紹介
洗足学園小学校 様
全学年にiPadを導入、2016年よりiPadを活用した授業を推進しており、Apple認定校として全国で十数校しかないApple Distinguished School(ADS)も取得している
所在地 | 神奈川県川崎市高津区久本2-3-1 |
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児童数 | 普通学級12クラス、児童数459人(2021年度) |
教職員数 | 教員36名、職員3名(2021年度) |
ホームページ | https://www.senzoku.ed.jp/ |
学校法人洗足学園が経営する約100年の歴史と伝統を誇る私立小学校。現在の溝の口キャンパスには、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学が同じ敷地内にあり、日本初のシューボックス型音楽ホールの前田ホールをはじめ、全面人工芝の校庭、学級農園やビオトープ、教科担任制、オリジナル教科書や独自検定、IDカードによる児童見守りシステム、ICTについても、全国で十数校しかないApple Distinguished School(ADS)の認定を受けるなど、充実した設備と優れた教育環境が整っている。
建学の精神は「謙虚・奉仕・犠牲・愛」。目指す教育は、社会にあってリーダーの役割を果たす人材の育成。謙虚で慈愛に満ちた心を持ち、社会に奉仕貢献できる人材を育てるために、深い教養、高い知性、優れた社会性、高い品格などのしっかりとした基礎構築による発達段階に合わせた独自指導で、学習意欲・能力の向上、バランスのとれた豊かな心を持つ子供の教育に取り組んでいる。系列校への内部入試も含め、中学受験を一つの目標に掲げており、卒業生のほぼ全員が有名国立・私立中学校を受験する進学校としても知られている。
特別活動では、毎年の夏の学校や移動教室、スポーツ大会などの他、学園創立80周年を記念して結成されたオーケストラは、総勢180人規模の特別クラブ活動としてレベルの高い本格的活動を行っており、洗足学園音楽大学の専門講師が指導する毎週1回の全体練習や月2回~4回の個人レッスン、年間の定期コンサートや3年に1度のサントリーホールでの演奏会は、児童の大きな励みとなっている。
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