導入事例 松本山雅フットボールクラブ 様

ビジネス向けプロジェクター導入事例:松本山雅フットボールクラブ 様 PCレスプロジェクターで電子黒板活用 監督の理想に近いコーチング効果を発揮

導入モデル

EB-485WT

(注)販売終了製品

さらなる短焦点化を実現。電子黒板機能も使いやすくなった壁掛け対応・超短焦点モデル

EB-485WT(販売終了)

現行製品:EB-685WT

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導入団体様のご紹介

松本山雅フットボールクラブ

外観写真

Jリーグをはじめサッカー界では、対戦相手の試合や練習の映像を見ながら戦術を練るのが常識となっており、ミーティングの現場ではプロジェクターの活用が進んでいる。エプソンの電子黒板機能内蔵プロジェクターを導入、ホームゲームはもちろん遠征先でのミーティングでも活用しているJリーグ・松本山雅(やまが)フットボールクラブを訪ね、反町康治監督と加藤善之GM(ゼネラルマネージャー)にその活用方法とチームへの効果・貢献度についてお話を伺った。

FC側のニーズ・問題

  • サッカーの戦術は、試合の映像と選手の動きを表現する板書が必須。映像に直接書き込めればミーティングの効果がさらに上がる。
  • 遠征が多くミーティングの場所が決まっていないので、持ち運び・片付けが簡便なプロジェクターが必要。

導入後

  • 試合中の映像を鮮明な大画面で表示でき、そこに戦術に関する内容を書き込めるため、選手達の理解度が上がった。
  • 選手全員が入れる必要最小限の空間でもミーティングが実施できるようになった。
  • 試合中のミーティングなど理想的なコーチングの可能性を感じられるようになった。

導入背景

戦術の伝達には、プレイ画像に直接指示を書き込める電子黒板機能が最適

反町 康治監督

Jリーグ・松本山雅FC
反町 康治監督

長野県松本市等をホームタウンとするJリーグの松本山雅FC(2012年からJ2所属)では、約1年前から試合・練習等の映像を編集する専門スタッフを抱え、映像を通して戦術的なミーティングの内容充実に注力している。以前からプロジェクターを使用していたが、このほどエプソンの電子黒板機能を内蔵した超短焦点プロジェクター「EB-485WT」を導入した。

「鮮明な画像で分かりやすく戦術を伝えることがサッカーのミーティングの要となるので、プロジェクターの画面に文字を書き込める機能に驚きました」と反町監督は語る。サッカーの戦術は、実線の矢印でボールの動き、点線で選手の移動、波線でドリブル移動を示すのがスタンダード。これまでは、ホワイトボードに板書して説明するだけであったが、プロジェクターが投写するプレイ中の画面に電子ペンで直接書き込めることに大きな意義を感じたのである。

J1や五輪代表監督などを歴任している反町監督は、以前所属していたチームでも電子黒板を企業側から提供されたことがあったが、映像の再生と書き込み操作をすべてPC上で行うもので、作業が煩雑になり使いこなせなかったという経験がある。それと比較して、エプソンの「EB-485WT」は、プロジェクターの電源を入れるだけで、PCを使用しなくても投写面上に文字や図形を直接書き込むことができる、その利便性を評価しているのである。

選定理由

アウェイでもホームと変わらぬミーティング環境を創出できるメリット

加藤 善之GM

松本山雅FC
加藤 善之GM

選定理由には、持ち運び可能な本体サイズと超短焦点モデルがもたらすメリットがある。アウェイゲームの時も「EB-485WT」を持参しているが、会議室を借りられないこともあるという。その場合でも、投写する壁面(白いシーツを貼ってスクリーンに代替)のすぐ下に置いて利用できるので、選手全員が入れる必要最小限のスペースがあればミーティングができるというわけである。

「遠征先でも専門スタッフの手を借りることなく、誰でも簡単に設置できる利便性を高く評価している」と語るのは加藤GM。遠征時は主にDVDプレイヤーと接続して、相手チームの傾向をまとめた映像を投映するという使い方をしている。

「EB-485WT」は、オートキャリブレーション機能を搭載しているため、専門技術や知識が求められる位置合わせ作業の必要がなく、DVDプレイヤーをつなぐだけですぐに電子ペンを利用することができる。プロジェクターとしての基本性能の高さはもちろん、独自性のある「EB-485WT」の特徴によってホームと変わらないミーティング環境をいつでもどこでも作り出すことに成功している。

導入効果

Quick・Simple・To the Point コーチングの理想を具現化

サッカーの試合の流れは、オープンプレイ(ボールを回して選手の集まっていない場所で展開する)とフリーキック等のセットプレイに大別できる。松本山雅FCは、相手チームの攻撃と守備それぞれの特徴をコンパクトにまとめた15?20分程度の映像を試合前に作成、それを投写しながら戦術の周知徹底を図っている。

反町監督は映像を見せながらミーティングをする際にも、コーチングの基本である「Quick(迅速)・Simple(簡単)・To the Point(適切)」に説明することを実践している。そこでも「EB-485WT」が有効に働いているという。「選手の顔色、理解度を把握しながら伝えることがコーチングの基本です。指示を書き加えた画像を共有しながら話せて、選手やコーチの様子も分かるので、ミーティングの質も上がったと感じています」(反町監督)。

ちなみに、電子黒板機能は子供たちにサッカーを教える場合にも最適だろうと反町監督はいう。ただ映像を見て話を聞くだけよりも、映像に合わせて的確な指示を出せるため、はるかに理解が進むというのが理由である。サッカーと同様の方法で戦術を説明するバスケットボール、ハンドボール、アイスホッケーなどへも応用できるため、スポーツ教育の現場で有効と推奨をしていた。

反町監督がスクリーン前で説明中

ミーティングでは監督自ら電子ペンとDVDプレイヤーのリモコンを操作して、適切かつ効率的に戦術を伝えている。5、6回使っただけでストレスなく操作できるようになったとのこと。指示棒のように伸ばせる電子ペンを使えば影で見づらくなることもなく、選手への戦術伝達も効果的に。

プロジェクター本体

アウェイゲームでのミーティングでも活躍する松本山雅FCの「EB-485WT」。投映先となる白いシーツ、シーツを伸ばすアイロンも持参している。

現状の構成図

今後の展望

ハーフタイムに活用して、勝ち点に直結する戦術強化を

現時点では、試合前後のミーティングで利用しているだけだが、試合中に「EB-485WT」を活用することも検討している。「前半の相手の動きを分析して、ハーフタイム中に映像を使って新たな戦術に変えることができれば、勝利に直結する効果が現れるかもしれません。このプロジェクターなら、試合中の理想的なコーチングができるかもしれないと思っています」と反町監督は期待を寄せる。

五輪代表監督時代には前半戦の写真を撮ってハーフタイムに小さなモニターで見せて説明したことはあったが、大きな画面なら短時間に選手全員に効率よく伝えることができるというわけである。「いかに短時間で準備できるか、ハーフタイムのミーティングに選手が慣れてくれるかが課題になるでしょう。我々も扱いに慣れた上で、どこかのタイミングでシーズン最初から導入すれば効果を出せると考えています」(反町監督)。

なお、今後の展開として、ホームスタジアムのアルウィンやクラブハウス(完成後)に、プロジェクターとスクリーンが一体になったボードスタンドタイプの導入も検討している。「EB-485WT」を常設することで、プロサッカーのミーティングのさらなる効率化を図る構えである。

今後試してみたい使い方

団体概要

松本山雅フットボールクラブ

オフィス所在地:長野県松本市鎌田2-2-4
ホームスタジアム:長野県松本市神林5300
アルウィン(松本平広域公園総合球技場)
ホームスタジアムアクセス:JR松本駅等からシャトルバス運行

URL:http://www.yamaga-fc.com/

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2016年6月22日現在
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