東京・京橋の「金の独楽」は、豊洲市場から仕入れた鮮魚や全国各地から取り寄せた新鮮な野菜などを生かした、創作料理を得意とする居酒屋。
なかでも、秋なら銀杏や秋鮭、冬なら白子やカキ、白菜といった旬の食材を使った料理に定評がある。
最近「新しい生活様式」の必要性が説かれ、飲食店業界も対応に追われているが、同店ではプロジェクターを活用した「オンライン飲み会」に対応。
その経緯や効果について、同店の統括店長、志村崇史さんにお話をうかがった。
東京・京橋の「金の独楽」は、豊洲市場から仕入れた鮮魚や全国各地から取り寄せた新鮮な野菜などを生かした、創作料理を得意とする居酒屋。
なかでも、秋なら銀杏や秋鮭、冬なら白子やカキ、白菜といった旬の食材を使った料理に定評がある。
最近「新しい生活様式」の必要性が説かれ、飲食店業界も対応に追われているが、同店ではプロジェクターを活用した「オンライン飲み会」に対応。
その経緯や効果について、同店の統括店長、志村崇史さんにお話をうかがった。
2020年の春以降、衛生面の対策を強化した「新しい生活様式」が提唱され、飲食店業界でも、それらに沿った対策やお客様へのサービスなどが求められるようになってきました。
居酒屋などでは、オンライン飲み会への対応も、そうしたサービスの1つになってきています。
今回取材させていただいた「金の独楽」の志村店長によると、「新しい生活様式」が浸透してきた2020年6月頃から、店内でオンライン飲み会を行っているお客様を時折見かけるようになったとのこと。
しかし、ノートパソコンの小さな画面を4~6名程度のお客様が覗き込んでいて、かつ店内ということもあり、映像や音声が、見えづらそう、聞きづらそうな状況だったといいます。
そこで、大きな画面と明瞭な音声でオンライン飲み会が行えるようなサービスができたら、「新しい生活様式」の下で行われる宴会であっても、より楽しんでいただけるのではないか……と気付き、その方法を考えたとのこと。
とはいえ、大きなコストをかけることは難しく、できるだけ抵コストでありながら大画面と明瞭な音声を実現する手段を模索していたそうです。
そうした一方で「金の独楽」とそのグループ店では、数年前から宴会を兼ねた会議や結婚式の2次会などでの映像演出に使えるように、プロジェクターやスクリーンを用意・共有し、お客様の要望があれば貸し出しするサービスを行っていました。
そこで、この機材とお客様がお持ちのノートパソコンやスマートフォンなどを組み合わせて使っていただくことで、快適にオンライン飲み会ができると考え、加えて音声も宴会用の個室であれば、比較的大きな音を出して使えるため、個室予約のリクエストのあったお客様などに提案。徐々に問い合わせが増えるようになってきたそうです。
8月以降は、実際にプロジェクターやスクリーンを使ってオンライン飲み会を行うお客様も現れ、大きな画面への評価が高かったことなどから、今後の忘年会や新年会などのシーズンに向けて手応えを感じているとのことです。
プロジェクターの導入は数年前とのことですが、選定で重視したのは、小型軽量であること、室内照明に負けない明るさであること、低コストであることの3点だったといいます。
小型軽量さに関しては、設置のしやすさに加えて、グループの他店舗との共有機材であり、スタッフが東京都内を持ち運ぶ必要があるため特に重視。とはいえ、真っ暗な環境ではなく、室内照明下での使用が基本となるため、十分な明るさであることも大切です。
それらを踏まえた上でコストもできるだけ抑えたいとのことで、エプソン EB-S04(現行では、EB-E01などに相当)を選択されました。
機材を導入してから数年が経ってはいるのですが、購入時に重視した点は、オンライン飲み会に使用する際もメリットとなっており、特に小型軽量である点は、宴会個室が4階と地下1階にある同店にとって、スタッフの負担軽減などに役立っています。
また、明るさについては、大画面であることと合わせて、お客様からの評判は上々。本体の設定も簡単に行え、アルバイトの店員も含めて誰でも操作できる点は、店としても非常に助かっているとのこと。
実際にオンライン飲み会で使用されるお客様は、店側の方が8~10名程度、オンライン先の方が3~4名程度といったケースが多く、店側にいる方も10人程度までなら、密にならないゆったりとした距離感での宴会が可能。プロジェクターの大きな画面は、ノートパソコンの小さなモニターでは確認できなかった、オンライン先の方の表情などがクッキリと見えるのはもちろん、小さな画面を見るために人が個室内を移動する必要もなく、各自の座席から画面を見ることができるので、料理やお酒も存分に楽しむことができると好評です。
取材時点では、オンライン飲み会を前面に出した告知などは行われていませんでしたが、忘年会や新年会のシーズンに向けて、オンライン飲み会に適したプランなども提案することで、新しい時代に適した、飲み会や宴会の1つのスタイルを確立できるのではないかと期待しているそうです。
まずは、告知の強化とオンライン飲み会に適した宴会プラン作りが、第1目標とのこと。
少なくとも2020年の年末から翌年にかけては、大規模な宴会は減って、中規模ないし小規模な宴会が増えると予想されるなか、オンラインを活用して参加者を募るタイプの宴会は少なからず需要が高まってくると思われるので、お客様のそうした要望に的確に応えられるようにしたいといいます。
さらに今後、オンライン飲み会だけでなく、従来からの会議、結婚式の2次会なども含めて、プロジェクターを使った宴会の需要がさらに高まるようであれば、機材の台数も増やし、金の独楽の4階と地下1階を繋いだり、グループの他店舗と繋いだりして、より多くの人が同じ宴会に参加できるようなシステムにする、ライブビューイングに対応できるようにするなど、新しい時代に適した、さらなるプロジェクターの活用方法も考えて行きたいとのこと。
「お店としては料理やお酒がメインであり、プロジェクターも、それらを楽しむためのツールの1つとしてお貸出ししています。お客様のアイデア次第で様々な使い方ができるツールなので、積極的にご利用いただいて、食事やお酒が、さらに楽しいものになれば」(志村店長談)とプロジェクターの効果に期待しています。
株式会社勝企画 金の独楽
所在地:東京都中央区京橋3-4-4 イーストサイドビルB1・2~4F
最寄駅:東京メトロ銀座線京橋駅、地下鉄有楽町線銀座一丁目駅から徒歩2分、JR有楽町駅から徒歩5分
使用機種:EB-E01(取材時は、EB-S04を使用)×1台
用途:飲食店内におけるオンライン飲み会サービス
本内容は、PDFでもご覧いただけます。
プロジェクターインフォメーションセンター
050-3155-7010
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