最後の一滴
Airi

最後の一滴

作品コメント

とあるスペシャルティコーヒーのお店にて、フィルムで。コーヒーを大切に想う気持ちが伝わってくる瞬間を切り取っています

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

最後の一滴まで丁寧にグラスに注ぐ瞬間を切り取った、素晴らしい一枚ですね。このコーヒーの淹れ方は初めて拝見しましたが、器の選び方も含め、前後のプロセスにとても興味が湧きます。また、写真から感じられる粒子感が、全体に特別な質感を与えていて、とても魅力的です。フィルム特有の温かみや風合いが現代では貴重なものになってしまった中、その雰囲気を見事に表現しています。
真夏のSAKURA
秋代 淳一郎

真夏のSAKURA

作品コメント

夏の空に大きなSAKURA!ブルーインパルスの妙技に感動です!

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

ブルーインパルスの曲芸飛行にはいつも感動させられますが、本作品は巨大な桜を空に描く瞬間を上手に切りとられていますね。空の絶妙な雲とブルーインパルスが描く飛行機雲が対比になり見応えがあります。また、縦位置で撮影することで空の高さがしっかりと表現できていますね。
紅葉色の野へ
Akira

紅葉色の野へ

作品コメント

草紅葉が広がる秋の尾瀬ヶ原を一人の登山者が歩む姿を写しました。秋色に染まる広大な草原は、水芭蕉のシーズンとは異なる静寂と深みがあり、その独特の趣に感動しました。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

秋の尾瀬の美しさに加え、尾瀬ヶ原を一人の登山者が歩む姿がとても印象的です。風景だけでは綺麗で終わってしまいますが、登山者を入れることで画面に動きが出ますね。秋の尾瀬は緑の色も変わり落ち着きがありますね。Velvet Fine Art Paperとの相性も抜群の作品に仕上がっていると思います。
湯気が奏でる静寂
あきらん(akilans)

湯気が奏でる静寂

作品コメント

旅で出会った温泉街にて、早朝、静かに湯煙があがる美しさに感動して撮影しました。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

誰もいない静かな温泉街の湯けむりがとても印象的な作品です。縦位置でまとめられた作品は見所が多くスペースに無駄がありません。主題の温泉街と街灯に照らされる湯煙、そして温泉旅館と裏山のバランスがよく素晴らしい作品だと感じました。
青の洞窟
揚石 綜一郎

青の洞窟

作品コメント

渋谷区主催「けやき通りライトアップ」青の闇に木々のライトが神秘的な美しさ感じた。感動した。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

ホワイトバランスを「電球」にして、青みを追加することにより、イルミネーション全体が青の世界になり、幻想的な一枚に仕上がっています。三角形の建物を模したイルミネーションを中央に配置することで、北欧の街並みのような印象に仕上がっています。
羽ばたき練習中
Asuka.T

羽ばたき練習中

作品コメント

たくさんの大人のフラミンゴたちに見守られて、すくすく育つフラミンゴの赤ちゃんがかわいくて撮影しました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

フラミンゴの赤ちゃんと言う事ですが、作者は珍しいというよりも「見守られてすくすく育つ愛らしさ」に惹かれて撮影に挑まれていると言う事で、元気であることがわかる動きのある瞬間を選ばれてシャッターを押されたことと思います。今はまだグレーの体もあっという間に鮮やかなピンク色に染まっていく事でしょう。
フルートリレー
あずさ

フルートリレー

作品コメント

世界リレーを見て、バトンをフルートに替えたらと思い、京急川崎駅のサイネージ広告に掲載されたプロフルーティストDeoにポーズをリクエストして撮影しました。広告の「あいこずえ」がプロフルーティスト

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

サイネージ広告にも登場しているDUOのお二人をモデルにフルートをバトンに見立てるとは大胆な発想ですし、それに快く応じたお二人の茶目っ気はまさに感動ものですね。ノリと勢いが勝負ですが、少しだけ立ち位置を変え、タイミングをずらしたら背景に入り込む通行人を回避して、お二人だけを撮れたかもしれません。
宙との対話
あべりん (@aberin_df)

宙との対話

作品コメント

柔らかなヴェールを纏ったハイビスカスの姿は、まるで宙(そら)に語りかけているかのようでした。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

とても優しい佇まいのハイビスカスですね。沖縄生まれの私にとっては、ハイビスカスは情熱的な印象が強いのですが、柔らかく繊細な表情にハッとしました。花びらのドレスをなびかせてヴェールを纏う姿は、まるで天女のようです。背景にキラキラ輝く玉ボケは、精霊が戯れているようにも見えます。宙とどんな対話をしているのでしょうか。そっと耳を澄ませると、ハイビスカスの優しい声が聴こえてきそうです。
移ろい
天ヶ瀬

移ろい

作品コメント

息子と昨年の秋に銀杏を見に行ったときの一枚です。葉が舞い散り、次の季節へと移ろいゆく中、息子の興味もまたすぐに次のものへと移ろうのです。父は体力が持ちません。その興味の行方をもう少し一緒に見ていたいものです。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

コメントにもあった「父は体力が持ちません」という言葉とこの作品のアングル感とてもマッチしていて気に入っています。僕には疲れ果てて座り込んだ父が息子を見上げたアングルのように感じました。僕も泉のように湧き出る体力にずいぶん振り回されましたので他人事とは思えない感情移入をして拝見できました。
静謐
Alan Drake Haller

静謐

作品コメント

千葉県市原市、石神菜の花畑にて。小湊鐵道の沿線を代表する観光名所で、春の日中は多くの観光客で賑わうが、日が暮れると人影はまばらになる。僕は他の訪問客がいなくなるまで待ってからシャッターを切った。そこには昼間の喧騒が嘘のような静かで穏やかな時間が流れており、往時の里山の風景を垣間見たような気がした。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

なんともゆったりとした心地の良い気分に浸らせてくれる一枚です。美しい夕暮れ時、作者は電車だけでもなく、満開の菜の花だけでもなく、それらが全て調和バランスのとれた「里山の夕暮れの一瞬」を撮りたくて撮った写真だと言う事がわかります。露出、構図もさることながらホワイトバランスが秀逸で、この色味がとても効果的となっています。
宝石を身に付けて
飯島 一至

宝石を身に付けて

作品コメント

小雨降る朝の鎌倉明月院で、雨に濡れた碧い紫陽花を撮影しました。キラキラと光り輝く紫陽花達、その中で雫の形をした宝石を纏った紫陽花を見つけました。今まさに雫が落ちようとしているその瞬間を捉えることが出来ました。この美しい光景に、恋をしているかのような気持ちになりました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

紫陽花から今まさに落ちようとする雫を見つけ「雫の形をした宝石」と表現されている作者は繊細な感性の持ち主です。縦構図にして雫の下にスペースを空けたことも、これから起きるほんの一瞬のドラマを予感させ緊張感を引き出しています。あとは解像度とノイズ処理。画像がやや粗いのでその辺りを考慮し、写真にキレを出すとより見ごたえある作品となったでしょう。
波と駆ける
池上 京子

波と駆ける

作品コメント

キラキラと誘う波に思わず心が弾む娘です。その様子を残したくて撮った一枚です。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

素晴らしい瞬間を見事に捉えた一枚ですね!迫りくる波から逃げる姿が、動きのある表情や体のひねり、そして風に揺れる髪の動きから躍動感やその瞬間の緊張感がしっかり伝わってきます。個人的には、水平線が見えるように少し画角を広げたり、しゃがんで撮影することで海の広大さがさらに際立つかもしれません。
ヒカリとカゲとアリとハチミツ
石賀 朋浩

ヒカリとカゲとアリとハチミツ

作品コメント

家族のために長い間エサを探していた彼女は、手ぶらで帰る自分に失望し、心に影が差していたのでしょう。巣に帰る直前、それを見つけた彼女は感動に溢れていました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

画面を大きく斜めに分割した対角線構図でタイトルの「ヒカリとカゲ」を、中央にエサにありつけたアリを配置した日の丸構図で「アリとハチミツ」。コメントもイマジネーション豊かな表現で個性的な作品となっています。淡いトーンで優しい雰囲気の写真なので、そうなるとアリがリアルすぎる感があります。もう少しアリが小さくなる様に全体を大きくフレーミングするとさらにオシャレな作品になると思います。
落ちる花びら
Ishizo

落ちる花びら

作品コメント

蓮の花が咲き、落ちている花びらもきれいで、いつまでも見ていたくなるような光景に出会いました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

蓮の花は風雨にさらされたのでしょうか。大きく風になびく花と、力尽きて落ちた花びらの姿に、嵐の気配を感じます。自然は厳しくも、とても美しいですね。花は満開のピークだけでなく、散り際にも美しさが秘められています。その瞬間を丁寧に観察し、作品にされたIshizoさんの優しい眼差しが素敵です。花びらは次第に色を失い、みずみずしい水滴の輝きも消えてしまいます。一期一会の繊細な瞬間です。
日本海
石田 朋之

日本海

作品コメント

侵食が進んでいる海岸線、空の雲の様子に着物の女性がたたずむ関係性にいろいろと想像してしまいそうな景色が良いなぁって感じました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

曇り空が全体の半分以上を締めていますが、女性のたたずまいと左下隅の配置位置により、まるで空全体が女性の心模様、感情的なものを表しているように見えています。となると海はさながら「現実」と言う事になるでしょうか?・・・そんなスケール感のある一枚ですが、コントラストの強めのモノクロで仕上げたことも写真の内容に合っていて、よりドラマチックになっています。タイトルも演歌調で良いです。
黄昏時
一ノ瀬 徹

黄昏時

作品コメント

北海道での夕方に出会ったコルリです。光も美しかったです。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

愛らしい姿のコルリ。玉ボケの効いた背景と鳥の視線の先に大きく空間を空けたことによりゆとりのある写真構成となっています。ピントの位置もしっかりと目に合っている点はもちろん、羽のディテールもしっかりと描写されるF値を設定されており、露出も良く、押さえる所はしっかりと押さえられた安定感のある一枚です。
足るを知る
イチノセキ サユリ

足るを知る

作品コメント

「私が写真を撮るのは自宅の周辺だ。神秘的なことは馴染み深い場所で起きると思っている。なにも、世界の裏側まで行く必要はないんだ。」Saul Leiter (1923-2013)

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

ソール・ライターの言葉を引用しながら、イメージカラーでもある「赤」を表現することで、写真家へのリスペクトが伝わってきます。色がある部分は赤の深み、色のない部分は葉の質感、一部分をモノクロにすることで、二面性のある作品に仕上がっています。
朝霧黄金色
田舎のきんちゃん

朝霧黄金色

作品コメント

人気のスポットから少し離れた、別の被写体を撮ってみました、霧が好きで毎日のように出かけます。二本のハサ木は今は有りません、一期一会です。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

人気のスポットから少し離れた場所で見つけたハザ木とのこと。自分だけの被写体に出合えたとき、その感動は特別なものですね。ハザ木も見つけてもらえて嬉しかったことでしょう。もう見られない風景というのは寂しいですが、この瞬間、この場所に立っていたという証が残ること、それが写真の尊さだと感じています。田舎のきんちゃんさんの作品とともに、ハザ木や風景の記憶も残されていくことを願います。
空に向かって
稲津 宏

空に向かって

作品コメント

猛暑の昭和記念公園のひまわり畑で、殆どの花が終わりに近づき首を垂れてしまっている中に、ひときわ元気よく空に向かって花びらを開いている花を見つけ、元気をもらって撮影しました。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

ひまわりシーズンの終わりに元気なひまわりを探すのは大変だったと思いますが、凄く綺麗で形の良いひまわりを撮影されましたね。ひまわりの配置もよく、とても安定感のある構図だと感じました。手前のひまわりを前ぼけに使い、背景も大きくぼかすことで主題のひまわりがとても際立っていると思います。
水面の響き
今井 さとし

水面の響き

作品コメント

静寂な池の上を渡る子供の足音、水面に映る緑の美しさ。この瞬間を切り取った一枚です。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

夏休みの一コマでしょうか。いい瞬間を切りとっています。しかしながらやや明る過ぎて色に深みが出せていないのが残念でした。池を含む山間で楽しむ子どもたちなので割合の大きい山間の色をしっかり見せるとより効果的だと思います。
弟はファッショニスタ。
今井 良

弟はファッショニスタ。

作品コメント

甥っ子姪っ子の七五三にて。暑いので帽子も準備したのですが甥っ子は2つとも独り占めしたかったようです。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

甥っ子さんの帽子を独占したい様子が、ずれた二つの帽子となんとか被ろうとする表情から伝わってきます。そんな瞬間を望遠でうまく切り取っています。まだ幼く肌を明るくしなくても綺麗に写るのに加え帽子の質感も表現できるように露出(明るさ)はもう少し暗めな方がプリント時の色も鮮やかでより見やすくなると思います。
飛翔
いまむぅ

飛翔

作品コメント

動物園ではありますが、オオワシの飛び立つ瞬間を捉えることができました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

羽をいっぱいに広げ、今まさに飛び立つ瞬間のオオワシの姿をダイナミックな切り取り方で撮影されています。余計な映り込みのない鮮やかなグリーンを背景に選ばれたことと、目にしっかりとピントを合わせてあることなどで、飛翔の瞬間に集中して鑑賞ができるのでここが動物園だと言う事があまり感じられないですが、それは上手い撮影ができていると言う事です。
Jewerly
iro_iroiro

Jewerly

作品コメント

雨上がりの朝、いつもの散歩道のファインダー越しに、宝石のように輝く木花の美しさに感動して撮影しました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

何の花の蕾かはわかりませんが雫を帯びたその姿は何とも艶やかでリアルです。そう見える要素として草花自体が上から下へ伸び、さらに背景の玉ボケもそこに沿うようにあるために動きが出ていて、そこに生命力を感じられるからだと思います。いつもの散歩道に宝石が輝いているように見えた作者の感性の良さが光る一枚です。
仲良し?
いわさんたろう

仲良し?

作品コメント

仲良く向かい合っているキタキチョウ。カップルかな?

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

対のキタキチョウが仲睦まじい、ほっこりするワンシーンを捉えられています。こういうシーンは時折見かけますが、撮影しようとするとパッと逃げて行ってしまうもの。作者はうまく撮影に成功しました。ちなみにオスが濃い黄色であるのに対して、メスはオスよりわずかに薄い黄色の羽を持っているとのことで、どうやらカップルのようですね。
砂紋の輝き
Iwan

砂紋の輝き

作品コメント

熊本県の御輿来海岸の干潮時に見せる砂紋です。ツアーで行った際の写真です。赤く焼ける夕景も素敵ですがこちらも負けていないと思います。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

自然が織りなす砂紋の美しさと、青のグラデーションが美しい一枚です。逆光で撮影することで、砂に光が反射して、キラキラ輝いています。そして、何か作業をしている人物を点景になるようにフレーミングすることで、海岸の広がりが伝わってきます。