朝霧に包まれて
SAORI TAKITA

朝霧に包まれて

作品コメント

7月の朝4時半、尾瀬沼に霧がかかり刻一刻と変化する様を捉えました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

7月は日の出が早い季節ですね。現場にはとても早い時間に到着し、ドキドキしながら朝日を迎えたことでしょう。だからこそ出合えた絶景は格別なものです。ほんのり染まった空、朝靄もたっぷりと美しくたなびき、主役の木々をドラマティックに演出しています。よく見ると湿原にたくさんのトンボがとまっていますね。小さな営みにも視線を注ぎ、大切に構図を作られたSAORIさんの優しい眼差しがとても伝わってきました。
瞬間の煌めき
相良 昇

瞬間の煌めき

作品コメント

地元のヘイケボタルを初めて撮影しました。とても小さく光も弱いが、力強く夜空を舞っていました。短い生涯を精一杯に生きる姿に、とても感動しました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

静寂の森に儚く生きるホタルの様子がとても美しい写真です。フレーミングも良いですし、露出も暗すぎず明るすぎずちょうど良い、また何気ないですがホワイトバランスの具合もこの場の雰囲気にピッタリですね。ホタルの光のシンフォニーもひっそりと静かにという感じがよりリアルな感じで心地よいです。静かな夜の音が聞こえてきそうですね。
輪廻転生
迫田 肇

輪廻転生

作品コメント

生まれ変わる渋谷で出会った感動の瞬間です。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

再開発プロジェクトでどんどん新しくなっていく渋谷駅ですが、その様子を見て「輪廻転生」というタイトルを付けられた作者はなかなかユニークな感性の持ち主だと思います。写真はちょうど「光と影」のコントラストが強く出ているシーンを収められており、タイトルから言えば、それはさながら「生と死」のようにも見えてきますね。ただ撮るのではなくストーリー、創造性を働かせて撮ることは大切なことです。
静寂の夕海〜弥彦山頂にて
佐々木 丈

静寂の夕海〜弥彦山頂にて

作品コメント

初めての日本海の夕景に時を忘れて撮影しました

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

海がとても広々として、感動的な夕日ですね。情熱的な赤色とシックな紫色のグラデーションが美しく、ずっと見ていたくなるような一枚です。押し寄せる波音、遠くの船の汽笛も聴こえてきそうですね。心震わせて撮った写真は見る人にも伝わりますが、その場の臨場感やゆったりした時の流れさえ、ひしひしと感じられます。日本海の潮風を感じながら、夢中で撮影に没頭する時間は至福のひとときだったと思います。
神々しきご神木のもとで
佐々木 昌茂

神々しきご神木のもとで

作品コメント

2023年の秋、軽井沢の諏訪神社で撮影しました。青空の下、神社参拝の後、ご神木に導かれ、見上げると美しい紅葉に出会え、心に響きました。Photo by Rollingstone1964

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

軽井沢の諏訪神社はひっそりとした佇まいですが、神様の気配を感じるような厳かな雰囲気がありますね。堂々とした幹の佇まいと、空に伸びる生き生きとした枝葉から、大樹のみなぎる生命力を感じます。真っ青の空と強い光の陰影が、秋晴れの空気感を見事に伝えていますね。佐々木さんが感じた心地よい風を感じるような、素敵な作品です。秋に訪れたことがなかったので、ぜひこの季節にも伺ってみたいです。
夕闇に溶けるレンガの詩
笹部 俊二

夕闇に溶けるレンガの詩

作品コメント

みなとみらいの夜景を撮りに出掛けた時の写真です。よく知られた場所からの写真ですが、綺麗な夕暮れ時の空に赤レンガ倉庫がマッチしていた。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

夕暮れ時の赤煉瓦倉庫を丁寧に撮影されていますね。みなとみらいの写真は色々見てきましたが、赤煉瓦倉庫をこのように撮られている作品はあまり見たことがありません。反射するブルーモーメントの空と焼けた夕日のピンク色が海面に反射して美しいと思います。写真用紙クリスピア<高光沢>で本写真の良さが際立ちますね。
Echoes of the Past
SachikoHatsumori

Echoes of the Past

作品コメント

皺だらけになった自分の手にこれまでの人生がとても愛おしくなった作品です。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

静かなモノクロ作品ですね。細い小枝とともに画面を広く構えてそっとスポットライトで照らした控えめながら重みのある作画がとても素晴らしく感じました。顔には性格が現れ手には人生が宿ると知り合いの作家が言っていましたが、その通りだなと思いながら拝見しました。
Life
佐藤 公香

Life

作品コメント

北の国、寒さも厳しくなってきた野付半島。夕日に照らされ霜のついた草も輝く中、一頭の鹿を見つけシャッターを切りました。厳しい自然の中で生きる鹿、自然の作り出す唯一の美しい場面に出会え、心躍りました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

幻想的な命の風景ですね。逆光に照らされたシカのシルエットや霜の煌めき、前ボケの柔らかい光が生命の輝きを放っているようです。来る冬に向けて食糧を探しているところでしょうか。厳しい環境で生き抜く野生動物たちを眺めていると、自然への敬意が湧いてきます。さまざまな危険に直面していつ絶えるかわからない命だからこそ、強く輝いて見える瞬間があります。佐藤さんの心震える感動が伝わってきました。
アメ横
佐藤 賢一

アメ横

作品コメント

久しぶりに不忍池からアメ横に足を延ばして撮った一枚です。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

アメ横のスナップとのことですが、活気のあるアメ横の雰囲気とアジアンテイストな商店の対比が素晴らしいですね。色も独特の表現をされており深みがあり、商店の光が美しく表現できていると思います。さらにヴィネットを活用されているので画面中央に視線誘導される構図の取り方も良いアイデアだと感じました。
天国の海
佐藤 祉寿子

天国の海

作品コメント

昨年、ハワイ旅行に行った際に撮った1枚 ハワイ語で「天国の海」を意味するラニカイビーチ 透き通った海と空と白い砂浜、リラックスして楽しむ様子はまさに「天国の海」でした

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

ラニカイビーチの透き通った海と爽やかな空、ビーチでくつろぐ人々のバランスがとても良いですね。まさに天国です。ダイナミックに切り取った1枚ですが、画面構成に無駄がなくとてもバランスのとれた1枚だと感じます。感動が写真から伝わってきますね。
古寺の紫陽花
SATOSHI

古寺の紫陽花

作品コメント

千葉県にある鎌倉時代よりある通称アジサイ寺と呼ばれる本土寺にて撮影しました。写真からは感じられないかも知れませんが、撮影時は突然の豪雨で全身びしょ濡れ、レンズもファインダーも曇り、雷も鳴り響く恐怖の中で無我夢中でシャッターを切りました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

新緑の雨に気持ちよさそうに濡れるアジサイ。まるで雨の恵みを喜んでいるかのようです。淡い黄緑色に紫色がとても映えていて、ハイキー調に仕上げた雰囲気が心地よい風景ですね。コメントを拝見すると大変な状況の中で撮影されたようですが、その厳しさを微塵も感じさせず、ふんわりと雨の優しさに包まれるようです。私は雨に濡れず、夢見心地で雨の風景に酔いしれることができるなんて贅沢な気分です。
イエ~イ!!
里田 直久

イエ~イ!!

作品コメント

「よみうりらんど」で撮らせていただいた一枚。先に玉ボケ画像を数枚撮っておき、後で撮った写真とカメラ内合成(加算)をしたものです。この写真では、加算処理を3回して、4枚を合成しています。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

非常にクリエイティブな作品で写真用紙クリスピア<高光沢>との相性も抜群ですね。多重露光や比較明合成は最終的なできあがりを想像できなければ作品として成り立ちにくいですが、本作品は4枚の合成をしてしっかりと美しい作品に仕上げている点が素晴らしいです。丸ボケを活用して煌めきを表現することで1ショットで撮る作品とはまた違った味わいがありますね。
寄り添って
さとちん

寄り添って

作品コメント

百合の花が寄り添っている感じがかわいらしかったので、それを表現してみました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

寄り添うユリ。オレンジ、イエロー、グリーンと色相の近いカラー群を優しいハイキー調でまとめた辺りに表現の感性を感じます。メインの二つのユリの並ぶ姿も良いですが、それらをうまく引きたてているのが良い感じにぼけた背景。下半分が緑で上半分が黄色という色構成も良いですね。カラートーンで見せる「絵になる写真」です。
尽きない情熱!
さとみ

尽きない情熱!

作品コメント

Asahii(友達の息子)。マイケル・ジャクソン好きで、幼少期から独学でダンス習得。その尽きない情熱で歌い舞い踊り、周りに感動を振り撒くパワーの持ち主。レンズを向けずにはいられません。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

Asahiiさん素晴らしい努力と経歴ですね。作品を拝見して何故か興味が湧き、名前が上がっていたので調べてみました。しなやかでテンポ感のいいダンスやパフォーマンスは撮らずにはいられないでしょう。いつか隣で僕もカメラを構えてみたいです。
sunset clouds
Satomi Watanabe

sunset clouds

作品コメント

水面に映った夕焼け雲がきれいでした。渡り鳥と、漁師の仕掛けた浮きを一緒に撮影しています。川の流れの上に風によってできた波と、鳥の水紋が重なりました。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

夕日に照らされた雲が水面に反射して、青のグラデーションと入り混じり、幻想的な写真に仕上がっています。パレットの上で絵の具を混ぜたような淡いトーンが美しいです。その中、浮きや鳥が作る波紋がリズミカルな一枚です。
もう大丈夫
さぬきうどん

もう大丈夫

作品コメント

出雲大社に行きました。迷子になっていたのでしょうか?お母さんを見つけ泣きながら駆け寄っていきました。大きなしめ縄の元とっさにシャッターを切りました。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

ずっしりと大きなしめ縄の存在感と、不安そうにお母さんに駆け寄る子供の表情の対比が写る一枚です。手を重ね合わせる瞬間にシャッターを切ることで、親子の愛情が伝わってきます。一瞬の出来事だったと思いますが、出雲大社の雰囲気もしっかりと写っており、丁寧な構図です。
夏あお
さばじいじ

夏あお

作品コメント

カメラを購入してまだ日が浅い時、隣町に行き夢中で撮りました。無修正での投稿です

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

カメラを始めて間もなく撮られたそうですが、とても素敵な風景に出合えましたね。新緑が爽やかに輝き、清々しい空に浮かぶ雲も良い形をしています。遠くにちょこっとのぞいた山が可愛らしく、とても丁寧に構図を追い込んだ様子が伺えます。写真に夢中になるきっかけとなった一枚でしょうか。デジタルカメラになって、昔の写真を見返す機会も少なくなったように思います。ぜひ大切に残していただきたい感動の一枚です。
幽い秋、赫い森、迷い途
鮫島 康高

幽い秋、赫い森、迷い途

作品コメント

季節は進み幽い秋。 森は一面に赫く染まり 迷い途に誘い込む。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

スローシャッターでカメラを動かしながら撮られたのでしょうか。程よいシャッター速度で撮影することで、木としてのシルエットを残しながらも、それぞれの色に染まった木々の輪郭が曖昧になり、色が混じり合い、独特な作品に仕上がっています。
見透かす
Sawara

見透かす

作品コメント

動物園でライオンをよく撮影します。正面からこちらを見透かすような鋭い目に気持ちがうごきました。本来はカラーなのですが、白黒写真のほうがより本質が現れるようでこの写真を応募しました

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

ライオンの鋭い目線に威厳が漂い、まさにその存在感が圧倒的です。顔だけを切り取ったストレートなフレーミングが、見る者に強烈なインパクトを与え、力強さが感じられます。ファインダー越しにこの画角を捉えた瞬間、撮影者の心が大きく揺さぶられたのだろうと思わせるほど、静かでありながら圧倒的な強さが表現されています。ライオンの本質を見事に捉えた、一瞬の決断が光る素晴らしい作品です。
観音様
参州タンク

観音様

作品コメント

人を拒むかの様な竹深い小山の暗く細く急な参道の先、四本の楠の大樹が仏域を感じさせる空間に観音様が鎮座まします。慈悲と救いの手を差し伸べてくださる観音様が忘れ去られたかの様な地におられる不遇に心痛な思いですが、神秘的としか表現出来ない空間を独占したい気持ちにもなります。今より後もきっとお会いしに行くことでしょう。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

ハイキーでグラデーション豊かなモノクロに仕上げることで、このシーンの静寂さが伝わってきます。またローポジションかつ縦位置でフレーミングすることで、伸びやかな木々が観音様を守り続けているような印象に仕上がっています。
Cool The Planet
椎名 則夫

Cool The Planet

作品コメント

年々、気候変動の大きさを実感しています。日々の生活を見直し、少しでも過ごしやすい環境を創りたい、そんな思いを込めて作成しました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

荒ぶる水飛沫に迫りくるような月。美しくも静かに鬼気迫るような作品です。コメントを拝見すると、近年の気候変動の大きさを懸念しているようですが、私も地球環境のために何ができるか日々模索しています。また、熱くなった地球を冷まそうとするような滝の流れにも見えます。写真を通して思いを発信することはとても大切ですね。視覚を通して、記憶に焼き付けられました。心に残る作品をありがとうございます。
阪堺ヒストリー
jpc5711

阪堺ヒストリー

作品コメント

ツツジの咲く雨の4月のある日、車内灯がツツジを照らし車体に描かれた歴史とのコラボが印象的でした。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

阪堺ヒストリーとは面白いタイトルですね。タイトルから色々と想像ができワクワクします。路面電車の光に照らされるツツジが色鮮やかでさらに背景の街が丸ボケになっているので煌めきを感じます。空間の作り方、まとめ方が上手で安定感があります。夜スナップのワンシーンですが見所が沢山あり本当に美しい作品だと感じました。
京都・美山茅葺の里と向日葵
塩見 佳代子

京都・美山茅葺の里と向日葵

作品コメント

京都にある美山茅葺の里を久しぶりに訪れました。ほとんどの向日葵が朝日の出る東を向いていましたが、一輪だけ他のものより背が高く南向きに咲いており、この向日葵の凜とした姿に感動して撮影しました。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

ほとんどが東を向いて咲いているのに、一輪だけ南を向いていたひまわりに注目されたと言う事ですが、その方向のおかげで背景が屋根のグレーとなり、ひまわりの鮮やかなイエローを引き立てる写真となりました。家の形も個性的でユニークなので「里とひまわり」というストーリーもしっかり見えてきます。この一輪もそれをわかってこっちを向いてくれていたのかもしれませんね。
凛烈萬古存(厳しく永遠に存在する)
志賀 敏広

凛烈萬古存(厳しく永遠に存在する)

作品コメント

この樹を見るたびに、その佇まいに心惹かれるものがあった。タイトルは中国の文天祥の詩『正気歌』の一節から拝借しました。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

写真は撮影者の心を映し出すものですが、この木に深く共鳴する感覚があったのでしょうか。木は長い間人々の暮らしを眺め、思いや願いも受け止めてきました。人里で生きる木には、どこか人間のような佇まいや風格があります。けれど、この木は山の中でひたすら孤独に生き抜いているようにも思えます。凛と立つ孤高の姿に、憧憬や畏怖の念さえ抱きました。見る人の心に問いかけるような、奥の深い作品です。
黄昏時に

黄昏時に

作品コメント

何時も仕事帰りに撮る場所。暮れゆく直前に草花のシルエットが川面から立ち上り、またすぐに川面へ、闇へと融けてゆく。この1枚で具象から抽象へと踏み出した私。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

とてもクリエイティブな作品です。写真を見たときはどんな作品だろうと目をこらして見てみましたが、シルエットから草花のシルエットが見えてきました。夕暮れ時から夜に変わる変化の激しいシーンですが、抽象的な表現でとてもアーティスティックな1枚に仕上がっていると思います。
トモダチ
島尻 るりこ

トモダチ

作品コメント

いつも写真を撮らせてもらっている近所の子供たちが遊びに来てくれた時の1枚です。外で待っている彼女たちの予想外の行動に驚くと同時に、そのユニークな表情も記念にしたいと考えスナップしました。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

ヤンチャな子と控えめな子の対比が見事で、二人の個性が引き立っています。写真に写り込んでいる観葉植物など、通常なら画面整理のために削る対象かもしれませんが、このスナップはリアルな瞬間の魅力をそのまま伝えています。「写真は引き算」とも言われますが、ここではあえて要素を残すことで、日常の一瞬をより豊かに表現しています。この自然な表現が、スナップ写真の持つ魅力だと再確認させてくれました。
アイコンタクト
嶋田 亨

アイコンタクト

作品コメント

バレーボールのリーグ戦に行ったとき、バルコニーからの応援を送る私に、真剣なまなざしで答えてくれた・・・。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

メンバーが同じ方向を見つめるなか、一人上を見上げる瞬間を上手く捉えています。スポットライトが当たっているかのような露出感はまるで映画の照明効果のようですね。またモノクロにすることで色を廃してより効果的に目線を印象的に魅せています。良い瞬間、いい表情です。
躍動
島津 凱

躍動

作品コメント

長時間露出と多重合成で夕景の富士山を撮影中、遊覧船の航跡と車流の光跡が絶妙なSカーブのコラボ瞬間を撮れました。夕焼けとレインボーブリッジの虹、繁忙な港の灯火、町とビルの光、車流と船舶の光跡……富士が護った我が東京の躍々感が現れた。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

とてもテクニカルな作品で見入ってしまいました。あまり見ないレインボーブリッジと都会のタワーマンション群の作品ですね。それに加え、車の光跡、船舶の光跡など大都会東京がギュッと圧縮された1枚に仕上がっていると思います。透明感のある画像表現もすばらしいと感じました。
横浜から眺望したダイヤモンド富士
JIMMY

横浜から眺望したダイヤモンド富士

作品コメント

毎年狙っていたこの瞬間がやっと眼前に現われたので、感動してシャッターを押しました。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

毎年狙っていらっしゃったシーンを目にすると感動しますね。夕日が富士山の頂上と重なる決定的瞬間をバランスよくしっかりと撮影されていると思います。山と太陽を中央ではなく3分割構図でまとめることで画面右側に余韻が生まれシルエットになった山並が美しく表現されています。夕日の色の出し方も素晴らしいと思いました。
湧き上がる白
清水 伸浩

湧き上がる白

作品コメント

早朝の尾瀬で、池塘から湧き上がる蒸気霧がとても幻想的でした。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

とても幻想的な白の世界ですね。まるで絵本の1ベージのようで、妖精や白馬などが現れそうです。山小屋に泊まり、早朝に撮影に出かけたのでしょうか。とても寒い朝だったと思います。まだ暗い中で木道を歩き、この風景に出合った瞬間を想像すると心が震えますね。池塘の草やシラカバの枝先に繊細な霜が舞い降り、儚げな美しさを湛えています。狭間の季節だからこそ、味わい深い心の機微を感じます。
冬の旅立ち
写真大好き

冬の旅立ち

作品コメント

冬の寒い早朝に見送った光景が、思い出される旅立ちの瞬間でした。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

モノクロで表現されたクリエイティブな飛行機の写真、素晴らしいです。冬のクリアな空もモノクロの深い黒からグレーにかけてのグラデーションで想像することができます。また、空港周辺を航行している貨物の船も飛行機との対比になっており見応えがあります。
2023 月面への旅
写慎の介

2023 月面への旅

作品コメント

日が落ちてきたので野鳥撮影を終了して帰ろうとしていたところ、月に向かって飛んでいきそうな飛行機に気づき、慌ててカメラを構えたところ期待したとおりに月丼となりました。2023年二科会写真部神奈川支部公募展にて入選した作品ですので、撮影できた感動、入選できた感動と、まさに感動の一枚となった写真です。

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

野鳥の撮影に出かけた帰りに思わず遭遇したシャッターチャンスと言う事ですが、そう言うチャンスをしっかりものに出来たというのが作者の強みで、それは普段から良い被写体を写真に収めたい、収めて見せるという心構えがしっかりできているからこそだと思います。夜の濃紺、月の色と表情、飛行機のシルエット・・・古さと新しさの混じったネオジャパネスクとも言えるモダンな感じが良いですね。
神々の時間
Shun

神々の時間

作品コメント

湘南の海の日没。まさに宇宙のドラマを見るようで神々しい時間でした。

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

燃えるような七色の空、雲の表情もダイナミックで迫力があり、まさに神々の時間ですね。打ち寄せる波の表情がとても素敵です。遠浅の砂浜に引いていく波音が、臨場感たっぷりに聴こえてくるようです。たなびく雲を携えて、富士山も堂々とした佇まいですね。そこにいた皆さんそれぞれが、心震わせながら思い思いの時間を過ごしていたことでしょう。美しい夕焼けを眺めるひとときは、ココロも浄化してくれたことでしょう。
夜空を彩る横浜の輝き
Shunya Takabayashi

夜空を彩る横浜の輝き

作品コメント

私の住む横浜では定期的に花火大会が開催されています。この写真は、美しい横浜の夜景とともに咲き誇る花火の瞬間を捉えたものです。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

打ち上がる花火の華麗さと夜景の煌めきを一枚で表現した素晴らしい作品です。シンメトリーの位置に観覧車と花火を配置し、対比させるような構図が印象的です。水面もしっかりフレーミングすることで、水面に映る光の美しさも引き出すことができています。
Present Nature〜早朝の景色〜感謝!
Shouji.K

Present Nature〜早朝の景色〜感謝!

作品コメント

何時も日乃出の前後や早朝の街の風景を撮影していますが、今回は平日出勤前に携帯カメラ(Pixel4)で撮影した一枚になります。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

スマートフォンだからこそ撮影できた日常の気づきですね。出勤前の忙しい瞬間でも綺麗と感じた瞬間を捉えることはとても大事だと思います。ハロ(円形の虹)がとても印象的で、マンションが手前に入ることで遠近感が強調されダイナミックな写真に仕上がっていますね。
藤棚の憩い
水月

藤棚の憩い

作品コメント

藤棚の名所での一枚です。藤棚の背景に噴水があり、その先に憩われている老婦人の姿がありました。私の感じている、この場の雰囲気を切り出せた一枚です。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

優しい時間がゆっくりと流れているような幸せな気分になる作品です。主役である藤棚に焦点を合わせて花の美しさを引き出しながらも、背景にボケながらも老夫婦の後ろ姿を配置することで、この場の雰囲気を一枚の写真に表現できています。
天上のお花畑
zuyan.taz

天上のお花畑

作品コメント

毎年楽しみにしているくじゅうのミヤマキリシマ、初夏に山頂に咲くこの花を見るためみなさん頑張って山頂まで登って来られます^^

ゲスト写真家コメント

萩原 れいこ

苦労して登った山頂からの絶景は、何ごとにも代え難い感動があるでしょう。毎年楽しみに登山されているそうですが、開花時期や撮影場所を熟知しているからこそ撮れる最高の一枚ですね。広い自然を目前にすると、地球が丸く感じることがあります。魚眼レンズの効果がとてもダイナミックで、その感覚を思い出しました。まるでミヤマキリシマの惑星のようにも見えますね。また来年も、素敵な風景に出合えますように…!
着水
鈴木 達也

着水

作品コメント

近くの餌場から休息池に戻ってきた時の写真です。離着時の水しぶきが綺麗なので、背景が暗く映る条件で撮影します。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

水しぶきが上がり、ちょうど羽を広げた瞬間にシャッターを切っており、それが水面に反射しているのがとても神秘的です。背景に日陰を選ぶことで、スポットライトのように一羽の鳥が照らし出されて、シャッタータイミングだけでなく、光の読み方も素晴らしいです。
Free at night
鈴木 直子

Free at night

作品コメント

A view that surely only I know.Now, this view is mine alone. It is because of the darkness that the night shines so brightly. It is because of the darkness that I can think of this view as mine alone. In the darkness, there is sound. The sound resonates w

ゲスト写真家コメント

鈴木 サトル

一見すると電車の写真と見られがちですが、この写真はこの光景に自分の内面を映し出した心象写真系のものです。電車というよりも「夜」とそこに今いるご自身の存在を感じながらシャッターを切ったと言う事でしょう。写真的にはアンダー調で静けさを、構図は曲線構図(逆C型のライン)で奥行き感と柔らかさを引き出しています。その辺りに作者の気持ち、感性が出ていると思います。
今年も美味しいレモンが収穫出来ました
鈴木 広之

今年も美味しいレモンが収穫出来ました

作品コメント

愛媛のみかん農園のボランティアをしていた時に、決して楽な仕事ではないのにも関わらず素敵な笑顔を見せる農家さんに感動して撮影しました。

ゲスト写真家コメント

河野 英喜

農家さんの手の持つレモンといっぱいの笑顔がとても印象的ですね。どういう会話でこうした表情に辿り着けたのかお話を伺いたくなるような本当に素敵な笑顔を捉えています。曇りもあってか濃い影もなく綺麗なプリントが期待できそうです。
家路
関 修

家路

作品コメント

葛西臨海公園で1日ゆっくり遊んだ。心地よい疲れに浸りながら家路につくと、駅前の陸橋で素晴らしい夕陽に遭遇した。まるで、今日1日の疲れを癒し、また今日の素敵な出来事を心に刻むようにとのメッセージのようだ。なにげない日常生活の中でこんな素敵な光景に巡り合うなんて、人生はなんて素晴らしいのだろう。

ゲスト写真家コメント

コムロミホ

シルエットになった観覧車の骨組みがパターン構図となり、背景には美しい夕日のグラデーション。縦で構図を決め、シンプルな構成にすることで、この場の感動が蘇ってくるようです。写真をよく見てみると、ゴンドラに乗った人々がシルエットになり、とてもドラマチックです。
極光
Sora

極光

作品コメント

初めて眼にしたカラフルな色合いに魅せられました。

ゲスト写真家コメント

上田 晃司

ベールのような美しいオーロラですね。表現の難しい色の表現も素晴らしいと思います。空を大きく空けた構図によりオーロラの動感が伝わってきます。さらに、山並みを入れることでオーロラのサイズ感が強調されておりダイナミックな作品に仕上がっていると感じます。